【八洲学園大学開放授業】 敗者の人生と文学
【八洲学園大学開放授業】 敗者の人生と文学 |
講師 | 中田雅敏 |
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受講形態 | ||
受講料(税込) | 17,000円(税込) | |
講義時間・回数 | 90分×15回 |
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この講座の概要
本講座は終了しました。多数のご受講ありがとうございました。
『方丈記』には、地震、大火災、疫病、大飢饉などが重なり合って、未曽有の大災害が人々を襲ったことが、かかれている。更には政権交替に伴なう大混乱など、まさにこれまで誰もが考えられなかった国難が押し寄せた。今日の日本の状況、さながら状況であった。危機管理が叫ばれている今日の国状と同然であった。鴨長明という人物は、具にその状況を記録した。恐るべき危機対応の中から生まれた「生き方」は日本人そのものの考え方だった。
鴨長明が書いた「方丈記」を解読しながら、日本人が今日まで、大災害に対し、未曽有の国難に対してどんな対応をし、どんな心を持って臨んだのか、また「確たる生きる指針」はどのような考えであったのかを、共に考えよう。
鴨長明が書いた「方丈記」を解読しながら、日本人が今日まで、大災害に対し、未曽有の国難に対してどんな対応をし、どんな心を持って臨んだのか、また「確たる生きる指針」はどのような考えであったのかを、共に考えよう。
この講座の受講対象
どなたでも
※この講座は八洲学園大学開放授業として、本学正規科目「敗者の人生と文学] 」を学生とともに受講します。
(入門的な内容で、高校卒業程度の学力が必要)
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2015年 04月09日 |
14:40-16:10 | 「平家物語」の敗者。なぜ今日まで人の心を引きつけているのか。歴史の敗者としての生き方を学ぶ。 |
2 | 2015年 04月16日 |
14:40-16:10 | 世の中にはなぜ勝者と敗者という二つの取り方をするのか。これを文学のテーマにしたのはなぜか。 |
3 | 2015年 04月23日 |
14:40-16:10 | 天災・人災とよく言われるが、人災ということが存在するのか。もし存在するとすれば、どういう見識か。 |
4 | 2015年 04月30日 |
14:40-16:10 | 「災害」に対した場合の人間が取り得る方法が存在するのか。またどうその後ことを考えればよいか。 |
5 | 2015年 05月14日 |
14:40-16:10 | 「災害は、天災は忘れた頃にやってくる」といったのは、寺田寅彦という文学者であった。何を意味しているのだろうか。 |
6 | 2015年 05月21日 |
14:40-16:10 | 「無常」という概念から生まれた「人生観」は何を意味するのか。中世という日本の社会の在り方を考える。 |
7 | 2015年 05月28日 |
14:40-16:10 | 中世の随筆の双璧として「方丈記」と「徒然草」という名作がある。この二つの文学はどのようにして生まれたのか。 |
8 | 2015年 06月04日 |
14:40-16:10 | 「枕草子」という作品は同時代の作であるのに、なぜ断片的に情趣的に、いわば能天気に書かれているのか。 |
9 | 2015年 06月11日 |
14:40-16:10 | 仏教的無常観という概念は、世を逃れ住む人々をたくさん輩出した。「世俗の執着」とはどのようなものか。 |
10 | 2015年 06月18日 |
14:40-16:10 | 「安元の大火」を読み、都を灰燼に帰した大火事を長明はどのように見ていたか。そしてどのように記したか。 |
11 | 2015年 06月25日 |
14:40-16:10 | 「冶承の大風」について、今地球上で吹き荒れている大竜巻との関係性を考えてみる。この時人々はどう対処したのか。 |
12 | 2015年 07月02日 |
14:40-16:10 | 「福原遷都」という都移しについて、現代の世でも度々話題になる。都を移すという考え方について学ぶ。 |
13 | 2015年 07月09日 |
14:40-16:10 | 「養和の飢饉」として歴史に残っているが、これは日本民族の最大の食糧問題である。どうすればよいか。 |
14 | 2015年 07月16日 |
14:40-16:10 | 「寿永の疫病」で何万人の人が命を落とした。ハーメルンの笛吹男を対比しながら疫病の対処を考えよう。 |
15 | 2015年 07月23日 |
14:40-16:10 | 「元暦の大地震」の悲惨事と人々の心の動揺について無常意識からの脱出について考える。 |
講師プロフィール
中田雅敏 |
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