八洲学園大学 公開講座

生涯学習社会の実現を目指して多数の公開講座を開設

【八洲学園大学開放授業】昔話と道徳

【八洲学園大学開放授業】昔話と道徳

講師 渡邊 達生
受講形態
受講料(税込) 17,000円(税込)
講義時間・回数 90分×15回

この講座の概要

本科目での昔話は、人々が歴史の中で語り継いできた話という見地から、イソップ話や民話も含みます。思えば、昔話は、民衆と共にありました。人々は昔話を語ることで、そして、聞くことで、豊かな人間性に浸る時間をつくり出してきたのです。そのことから、昔話は豊かな道徳性を育むツールとして大事な働きをしてきたともいえるでしょう。本科目では、その、昔話と道徳とのかかわりを浮き彫りにします。道徳とは人生を道にたとえ、よい生き方を構想することです。

 昔話は、その手がかりとなっていました。人には失敗して落ち込むという現実があり、欲に縛られて自己嫌悪に苛まされるときもあります。そのようなとき、昔話は、心を転換してくれます。いたずらをする話や、意地悪をする話に接していると、しょうがないなあ、なんてひどいことをするんだ、という抗議の気持ちがわくことでしょう。そのとき、落ち込んでいることは横において、能動的になっています。気分転換をし、嫌な自分を忘れる自分ができているのです。そのように、昔話の効用をとらえることで、現代社会を生きて行く、生きる力を育むことができます。話には、他にも、後悔する話、笑い話、反骨精神あふれる話、恩返しの話、怪しい話、明るい話、悲しい話、美しい心の話、とんち話、こわい話、ふしぎな話、勇ましい話、由来を伝える話、福を求める話、などがあります。人々は、これらの話をもとにして、生き方をリフレッシュして来たのでした。
 それらを分析して、現代を生きるたくましさを見出すのが本科目です。現代社会は、何かとストレスがたまります。追い込まれてしまうことも多いです。それを克服するための手がかりを、昔話から得てみましょう。

多くの昔話を以下のようなテーマで整理し、順を追って学習して行きます。 1.いたずら・いじわる、2.後悔、3.笑い、4.反骨、5.恩返し、6.怪しい、7.明るい、8.悲しい、9.美しい、10.とんち、11.こわい、12.ふしぎ、13.勇ましい、14.由来、15.来福。
それぞれのテーマごとに理解を深めるための昔話を紹介し、昔話の役割は何か、昔話によってどのような道徳性が養われるか、という問いをもって読み進めます。

この講座の受講対象

どなたでも
※この講座は八洲学園大学開放授業として、本学正規科目「昔話と道徳 」を学生とともに受講します。
入門的な内容で、高校卒業程度の学力が必要)

日程と内容について

日程 時間 内容
1 2015年
10月08日
18:30-20:00
いたずら・いじわる 
2 2015年
10月15日
18:30-20:00
後悔
3 2015年
10月22日
18:30-20:00
笑い
4 2015年
10月29日
18:30-20:00
反骨
5 2015年
11月05日
18:30-20:00
恩返し
6 2015年
11月12日
18:30-20:00
怪しい 
7 2015年
11月19日
18:30-20:00
明るい
8 2015年
11月26日
18:30-20:00
悲しい
9 2015年
12月03日
18:30-20:00
美しい
10 2015年
12月10日
18:30-20:00
とんち
11 2015年
12月17日
18:30-20:00
こわい 
12 2016年
01月07日
18:30-20:00
不思議
13 2016年
01月14日
18:30-20:00
勇ましい
14 2016年
01月21日
18:30-20:00
由来 
15 2016年
01月28日
18:30-20:00
来福 

最少催行人数の記載がある講座につきまして、申込者数がその人数に達しない際は開講いたしませんので何卒ご了承ください。その際の受講料返金等詳細は「受講に関する注意点」のページにてご確認ください。

受講に関する注意点

講師プロフィール

渡邊 達生