八洲学園大学　公開講座

「俳句の特徴」
俳句の特徴は、「季語をもつ十七音の詩」です。俳句の言葉は特別のものではありません。
しかし俳句に用いると全く違う輝きを発します。様々な表現の可能性を探りましょう。 

「季語の用い方」
季語の歴史を遡れば、連か、より古く和歌の題詠にまでたどりつきます。
ここで最も大事なのが四季と恋でした。これを「季のことば」に思いを
込めて伝えるものでした。 

「季語を深く知る」
季語は日本語の中でもっとも美しい言葉と言え、それは文語だからです。
歳時記は、時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物に分類されています。 

「見えてくるもの」
対象を見るということは、その句を読んだ瞬間に「はっとする」ものがあることです。
ある場面をくっきりと切り取って言葉に置き換えることです。 

「切字の使い方」
「や」「かな」「けり」という切字をどのように使うか、
一句を完結させて独立させるために使う切字と「取合せ」
の句についての関係性を学びます。 

「句またがり」
俳句は調べ、つまり調子やリズムが整っていなければなりません。
このリズムをもとにいろいろな表現の工夫をすることで多彩な作品が生まれます。 

「語順を考える」
俳句は散文と違って韻文と言います。しかし、俳句も短い文章ではありません。
ご順がとても大切です。特に意外性を持たせることがとても大事です。 

「助詞を使う」
俳句は基本的には文語を用います。高校生の頃に学習した古文を思い出してください。
間違いやすいのは助詞の使い方です。これらを有効に使うことが大事です。