【八洲学園大学開放授業】敗者の人生と文学
【八洲学園大学開放授業】敗者の人生と文学 |
講師 | 中田雅敏 |
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受講形態 | ||
受講料(税込) | 17,000円(税込) | |
講義時間・回数 | 90分×15回 |
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この講座の概要
東日本大震災以来日本各地に頻発している火山帯の小噴火、地震の多発、洪水に豪雨、こうした事態に私たちはどうすることもできない地球の変化に戸惑っている。しかし打ち続く天災は過去にも何度も発生を見ている。
たとえば鴨長明はそうした事態を目の当たりにし、克明に記録している。またその中で自己の栄達の道も閉ざされた挫折も経験している。三十代の十年の間に五回の大災害を経験した。そこからつかみ得た確たる信念と生き方は、その後の長明の人生をがらりと変え、一転して平穏ななかにも奇抜で数奇な生き方を見出している。この人のむ人生から「人間の安心立命」な生き方とはどのようなものかを考えてみましょう。
たとえば鴨長明はそうした事態を目の当たりにし、克明に記録している。またその中で自己の栄達の道も閉ざされた挫折も経験している。三十代の十年の間に五回の大災害を経験した。そこからつかみ得た確たる信念と生き方は、その後の長明の人生をがらりと変え、一転して平穏ななかにも奇抜で数奇な生き方を見出している。この人のむ人生から「人間の安心立命」な生き方とはどのようなものかを考えてみましょう。
この講座の受講対象
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2017年 10月12日 |
14:40-16:10 | 「平家物語」の敗者。なぜ今日まで人の心を引きつけているのか。 歴史の敗者としての生き方を学ぶ。 |
2 | 2017年 10月19日 |
14:40-16:10 | 世の中にはなぜ勝者と敗者という二つの取り方をするのか。 これを文学のテーマにしたのはなぜか。 |
3 | 2017年 10月26日 |
14:40-16:10 | 天災・人災とよく言われるが、人災ということが存在するのか。 もし存在するとすれば、どういう見識か。 |
4 | 2017年 11月02日 |
14:40-16:10 | 「災害」に対した場合の人間が取り得る方法が存在するのか。 またどうその後ことを考えればよいか。 |
5 | 2017年 11月09日 |
14:40-16:10 | 「災害は、天災は忘れた頃にやってくる」といったのは、 寺田寅彦という文学者であった。何を意味しているのだろうか。 |
6 | 2017年 11月16日 |
14:40-16:10 | 「無常」という概念から生まれた「人生観」は何を意味するのか。 中世という日本の社会の在り方を考える。 |
7 | 2017年 11月23日 |
14:40-16:10 | 中世の随筆の双璧として「方丈記」と「徒然草」という名作がある。 この二つの文学はどのようにして生まれたのか。 |
8 | 2017年 11月30日 |
14:40-16:10 | 「枕草子」という作品は同時代の作であるのに、なぜ断片的に情趣的に、 いわば能天気に書かれているのか。 |
9 | 2017年 12月07日 |
14:40-16:10 | 仏教的無常観という概念は、世を逃れ住む人々をたくさん輩出した。 「世俗の執着」とはどのようなものか。 |
10 | 2017年 12月14日 |
14:40-16:10 | 「安元の大火」を読み、都を灰燼に帰した大火事を長明はどのように見ていたか。 そしてどのように記したか。 |
11 | 2017年 12月21日 |
14:40-16:10 | 「冶承の大風」について、今地球上で吹き荒れている大竜巻との関係性を考えてみる。 この時人々はどう対処したのか。 |
12 | 2018年 01月11日 |
14:40-16:10 | 「福原遷都」という都移しについて、現代の世でも度々話題になる。 都を移すという考え方について学ぶ。 |
13 | 2018年 01月18日 |
14:40-16:10 | 「養和の飢饉」として歴史に残っているが、これは日本民族の最大の食糧問題である。 どうすればよいか。 |
14 | 2018年 01月25日 |
14:40-16:10 | 「寿永の疫病」で何万人の人が命を落とした。ハーメルンの笛吹男を 対比しながら疫病の対処を考えよう。 |
15 | 2018年 02月01日 |
14:40-16:10 | 「元暦の大地震」の悲惨事と人々の心の動揺について無常意識からの 脱出について考える。 |
講師プロフィール
中田雅敏 |
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