「第3回日韓・アジア教育国際会議」学生交流(上海)に生徒を派遣!」
校長 二宮 聡
こんにちは。八洲学園高等学校(学園内通称・第1高校)の二宮です。
今回は、当校から7月25日から27日まで中国・上海の上海市甘泉中学で開催される「第3回日韓・アジア教育国際会議」学生交流に生徒さんが参加することになりましたので報告します。
「日韓・アジア教育国際会議」とは、今年夏で3回目を数える日本・韓国を中心とした東アジア地域の外国語教育を研究する集まりです。1990年代初頭から海外帰国生教育を通して国語・日本語教育を考えるグループを主宰し、今回の会議を主催し、この分野でのエキスパートでもある井嶋 悠さん(現日韓アジア教育文化センター代表理事)の推薦により、当校からの教育国際会議の「学生交流」に当校生徒1名の派遣が決まりました。
二宮との縁は、2001年に井嶋さんが別に主催する「日本語国語研究会」で通信制高校についてお話をさせていただいた事と、井嶋さんが勤務されていた高校から数名当校に編入学した事があり、関心を持っていただいていたからです。
八洲学園高等学校では、昨年から海外帰国生の受け入れについての研究や、卒業後の進路に積極的にAOや自己推薦入試を受けていくように指導する取り組みを始めました。単に「高等学校卒業」を目指していくだけではなく、通信制高校の特徴でもある「時間的な余裕」を効果的かつ有意義なものにして、自らの未来を「自ら」切り拓いていくための支えとして、「自ら生れ育った国を愛する心を持ち、国際的に活躍する」人間性を兼ね備えた教育に取り組む所存です。
当校では「まじめのススメ」として一昨年より、姿・かたちの真面目さよりも、内面的なまじめさを卒業時に少しでも身につけていくことを教育目標としています。学校として押し付けていく教育目標ではなく、「自ら気付き、行動できる」ように生徒さんが取り組めるよう工夫しています。
その延長線上に昨年から取り組んでいる、「世界の中の日本」を理解できその分野への進路を「自ら」切り拓くことができる道を、今回の生徒派遣により具体化していきます。
今回の派遣では、一般生の生徒さんから公募しました。3名の方がエントリーし、課題作文に取り組んでいただきました。3名とも卒業後には語学を学び将来的には、国際交流の仕事がしたいという希望を持ち、レベルが高い内容で選考は難航しました。最終的に在学期間が長い・国際交流についての記述が最も具体的・成績について秀でている池袋会場3年次の鶴見彩乃さんに決定しました。
鶴見さんの上海での活躍は、帰国後このコラムか当校のHPでご紹介できればと考えています。 |