中田 雅敏
八洲学園大学国際高等学校では、沖縄本校と横浜分室の教職員一同が日夜心血を注ぎ、学生指導と教科指導に当っています。
スクーリング時の教科外の特別活動では、各担当教員が工夫を凝らし、教育効果を最大限引き出すべく、綿密に計画を立て実施しています。こうした努力と質の高い教育活動が地域のマスコミにも評判となり、2月と9月の卒業式、そして最近では12月スクーリングに開催した「YASHIMAライブ」などは、沖縄2大新聞である沖縄タイムス社と琉球新報から取材を受け、新聞記事となって大きく紹介されました。
ほとんどの生徒さんは、「スクーリングはとっても楽しく、充実している」と満足してくれています。「高校卒業」という同じゴールに向かって心を一つにしながら学ぶ約1週間のスクーリングでは、日が経つにつれ友人関係も円滑となり、最終日までには共に学ぶ親友が多くできてきます。こうした本校教育の成功例は、生徒さんの努力と教職員のひたむきな教育があってはじめて成り立つのですが、沖縄という美しい景色や広大な海も生徒さんの癒しとなっていることは間違いありません。
ところで「国際高校」という名称につきましては和田理事長の教育理念のひとつが含まれております。沖縄の隣には台湾があり、その隣には中華人民共和国があります。国際高校では、今後こうしたアジアの生徒の入学希望者につきましても積極的に応じていく予定です。「学ぶこと」に国境はないと思います。
また国内高校の生徒さんたちも、沖縄が「神の島」や「祈りの島」といわれている所以や国際社会における琉球国の歴史と沖縄県が置かれている意味、戦時中の苛酷な運命、悲惨な歴史、琉球文化などについて、沖縄で一定日数の生活をすることで興味を持つようになったり学んだりすることができます。沖縄に学校があること事態が偉大な学習成果をもたらします。このように沖縄での生活体験することの重要さが国際高校の存在意義となっているのです。
このように生徒さんが学習効果を上げることができるのも、ひとえに生徒さんのひたむきな努力、教職員一同の教育力そして学園本部からのご支援とサポートといったお力の賜物と感謝いたしております。今後も新たな学校運営を模索しながら、何事も前向きに進取の姿勢で臨む所存です。
さて、最後になりましたが、9月スクーリングに参りました折の拙作をご批評下さい。
西国の果ての島にも曼珠沙華 水光
水牛が海を渡りぬ雲の峰 水光
島影を残し海府に入る西日 水光
海洋も大地も真赤大夕焼け 水光
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