【八洲学園大学開放授業】 ビジネス・スキル「聴く力で人間関係を改善する」
【八洲学園大学開放授業】 ビジネス・スキル「聴く力で人間関係を改善する」 |
講師 | 大江知行 |
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受講形態 | ||
受講料(税込) | 17,000円(税込) | |
講義時間・回数 | 90分×15回 |
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この講座の概要
ビジネス上で起こる問題の解決には、その問題に関わる人たちとの日頃の人間関係とコミュニケーションの質に大きく左右されます。本講義では、「聴く」ことによる効果的なコミュニケーションの取り方、またそれによる人間関係の構築の方法を学ぶことがねらいです。日常生活においても適用できる内容となっています。
「聴くこと」は協調を重視してきた日本人が本来得意とする分野です。しかし、自己中心的な発想で、周りと適切にコミュニケーションがとれず、上司、部下、同僚との人間関係がうまくいかない人がいるのも事実です。「聴く」という行為は、相手を尊重し、理解しようとする態度の現れです。この「聴く」という行為から生まれる信頼関係の構築を本講座のテーマとしています。その中で、自身の聴き方を振り返ることで自分の問題点を理解し、リスニングスタイルを向上させていきます。理論ではなく、実践的な内容になっています。
この講座の受講対象
どなたでも
※この講座は八洲学園大学開放授業として、本学正規科目「ビジネス・スキル「聴く力で人間関係を改善する」」を学生とともに受講します。
(入門的な内容で、高校卒業程度の学力が必要)
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2016年 10月14日 |
13:00-14:30 | 「なぜ、聴くこと(リスニング)が重要なのか?」 スピーキングやプレゼンテーションと同様に、聴くこと(リスニング)は非常に重要であるにも関わらず学ぶ機会が少ない。リスニングがなぜ重要なのかを学ぶ。 |
2 | 2016年 10月21日 |
13:00-14:30 | 「リスニングの課題」 人は聴いているようで、実は正しく聴けていないことが多い。「正しく情報を得ない」、「誤解」、「感情の行き違い」、「言葉の裏側にある意図を理解していない」等の問題がビジネス、日常生活に大きな影響を及ぼしていることを学ぶ。 |
3 | 2016年 10月28日 |
13:00-14:30 | 「聴くことと人間関係」 「聴く」ということは相手を尊重することであり、真摯な態度で相手 を理解しようとすれば、人は心を開く。また、人間といえども感情の動物であり、論理だけでは解決できないこともある。「聴く」という態度がいかに人間関係の改善に働くかを学ぶ。 |
4 | 2016年 11月04日 |
13:00-14:30 | 「アクティブ・リスニング(傾聴力)」 アクティブ・リスニングは、話し手が頭の中を整理し主体的に問題を解決することのサポートをその目的とする。その際の基本的な姿勢と技法を学ぶ。 |
5 | 2016年 11月11日 |
13:00-14:30 | 「共感型リスニングの効用」 傾聴で最も重要なことは相手を受容し、共感をもって聴くことである。共感と同意を区別し、価値判断を差し入れない姿勢を理解する。 |
6 | 2016年 11月18日 |
13:00-14:30 | 「聴き上手の条件」 聴き上手と評価される人には、話し手は心を開き、信頼を寄せるようになる。聴き上手になるための具体的な姿勢、技術を学ぶ。 |
7 | 2016年 11月25日 |
13:00-14:30 | 「自己診断リスニング・アセスメント」 自分のリスニングの癖を知るための診断テストをする。結果を参考に改善すべき点を確認する。同時にリスニングを阻害する悪い習慣とは何かを学ぶ。 |
8 | 2016年 12月02日 |
13:00-14:30 | 「自分の内なる声を聴く」 相手の話を聴くことだけが、アクティブ・リスニングではない。自分の内なる声に耳を傾けることによって、自分を客観視することができる。それにより相手に対する自分の感情、行動を理解することができることを学習する。 |
9 | 2016年 12月09日 |
13:00-14:30 | 「特定の状況における個人の態度変容と自己表現について」 個人が特定の状況により、動機付けされ、態度が変容したり、多様な自己表現を呈示することがあることを学ぶ。 |
10 | 2016年 12月16日 |
13:00-14:30 | 「非言語的コミュニケーション」 言語的意味の理解と同様にボディランゲージなどの非言語のメッセージが重要であること、またその解釈の方法を学ぶ。 |
11 | 2017年 01月06日 |
13:00-14:30 | 「アクティブ・リスニングのフィードバック」 相手の相談にのる場合、どのように対応するかを考察する。また状況に応じてどのようなサポート、反応、コメントを返すかも学ぶ。 |
12 | 2017年 01月13日 |
13:00-14:30 | 「質問力をつける」 聴き手が適切な質問をすることによって、話し手も話の内容を整理することができ、自身で問題解決の糸口を見つけることができる。そのための正しい質問による気づきの与え方を考察する。 |
13 | 2017年 01月20日 |
13:00-14:30 | 「批判、否定的な相手に対応する」 前半では対人葛藤の基本理論を理解し、合意形成、その阻害要因を学ぶ。後半では、批判、否定的な相手に対して、個別の問題よりも、その背後にある相手の感情の動きが重要でることを考察する。 |
14 | 2017年 01月27日 |
13:00-14:30 | 「話し手の問題・原因の自覚化プロセス」 話し手が問題を自覚化するのは、アクティブ・リスニングにおいて最重要のプロセスであり、どのように聴き手がそれをサポートするのかを学ぶ。 |
15 | 2017年 02月03日 |
13:00-14:30 | 「まとめと振り返り」 総括と最終レポートの説明。 |
講師プロフィール
大江 知行
経歴:八洲学園大学 教授、大江マネジメントコンサルティング代表。
専門分野、研究テーマ:産業・組織心理学、組織行動研究
【八洲学園大学 正規担当科目】
顧客サービス・マネジメント/顧客ロイヤルティ・マネジメント/組織行動論/産業・組織心理学/ビジネス・スキル「折れない心とポジティブ・シンキング」/ビジネス・スキル「自分を受け入れる力」/ビジネス・スキル「聴く力で人間関係を改善する」/ビジネス・スキル「目標設定と継続力」/ビジネス・スキル「コンフリクト・マネジメント 対立を超えて」/ビジネス・スキル「状況判断と決定力」
▼大江知行 教授 詳細はこちら(八洲学園大学 大学サイト)
https://www.yashima.ac.jp/univ/about/information/teacher_ooe.php