担当科目
・変化する社会と生涯学習の課題
・人口減少時代における生涯学習の可能性
学歴
1973年3月 東京教育大学教育学部教育学科(教育学専攻)卒業
1979年3月 東京教育大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程 単位取得満期退学
職歴
1979年4月 静岡大学教育学部 講師
1983年4月 静岡大学教育学部 助教授
1994年4月 静岡大学教育学部 教授
2014年3月 静岡大学教育学部 退職
2014年8月 UER-Labo:UMAI Education Research Laboratories(馬居教育調査研究所)開設
教育活動・研究活動
社会活動
文科省初等中等教育「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」委員(2006~2009)
特定非営利法人「一冊の会」常任顧問
著書・論文
②『人口減少時代における生涯学習の可能性』(NSK出版 2016年6月末予定)
③「推計人口が描く人口減少社会の再定義と生涯学習・教育の課題」
(『日本生涯教育学会年報』第35号2014年11月)
④「日韓両國의少子・高齢・人口減少의現状과社會科教育의課題」
(『社會科教育』第52巻3号 韓國社會科教育研究學會・2013年12月)
⑤「人口減少社会における生涯学習推進の可能性」(『日本生涯教育学会年報』第27号2006年10月)
⑥『少子時代の親子の世界』(第三文明社 1997年9月)
⑦『なぜ子どもは「少年ジャンプ」が好きなのか』(明治図書 1993年6月)
⑧『地域における生涯学習の課題』(静岡県出版文化会 1993年3月 角替弘志との共編著)
※①②は私が担当する科目のテキストです。③~⑤はUER-Laboのアーカイブでダウンロードできます。⑥~⑧は90年代の出版ですので現在は販売されていませんが、担当科目の内容と関わるので掲載します。その概要はUER-Laboの「アーカイブ」で知ることができます。
※①~⑧や「教育研究活動」に興味のある方は私が担当する二つの科目を受講してください。
メッセージ
今と未来のリアリティと真摯に向き合うために・・・
◇変化する社会と生涯学習の課題◇
変化の激しい社会では創造され交換される知識の変化もまた速くなります。しかし、変化流動する知識をリアルタイムで学校が教えることは困難です。さらに変化が国の仕組みや他国との関係にまで及ぶとき、①就学前と就学後も視野においた学校の内と外双方での教育と学習の仕組みの検証が必要になります。さらに、②家庭、地域、職場、情報環境など日常生活の様々な場で出会う“ヒト、モノ、コト”と相互に影響し合うことで形成される世界との関係も問われます。
このように、“変化を常とする社会”とは“生涯にわたり学ぶ”ことが必要な社会と位置づけ、その課題を上記の2種の観点から受講者の日常へのアプローチの方法の学習とともに明らかにします。
◇人口減少時代における生涯学習の可能性
2010年を前後する時期に日本は人口減少社会に転換しました。その変化にともなう課題や問題の解決に向けての処方は、法や制度の力による一方的強制ではなく、教育と学習の機会を介した選択肢の提示によって準備されなければなりません。世界のどの国も未だ経験したことのない急激な少子・高齢・人口減少社会へのソフトランディングの成否は、まさに生涯にわたる教育と学習のあり方に委ねられています。とりわけ、全国各地の地域社会を舞台に実践され蓄積されてきた生涯学習の資源が担うべき役割は大きいです。その理由を、出生者や高齢者の数や率という数値の前提にある一人ひとりの生活世界の変化の意味を問うことから明らかにすることを試みます。
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