学校評価制度 調査結果をふまえて

総評

 本校の教育は、人としてお互いに理解をしあい、学校生活の中で日々の生活に還っていくような体験や関わりを、教育活動の土台に乗せて運営しています。そのため、青年期に的確な課題を設定し、学びと暮らしを意識する授業内容を意識しカリキュラムを設定しています。違った価値観や特性を持つ人が尊重できる学校づくりを進めている最中では、今回の結果は概ね正しく評価されていると考えています。今後も運営については可能な限り生徒・学生の意見を反映していく必要があります。

学校運営

家庭での生活を日々積み重ねることが何よりも土台ではありますが、学校でもありのままを出せる生活を目指すことが共通の認識です。
入学前から見学や体験を経て教育方針を理解してもらい、そこから入学してもらう中で概ねの方針はご理解いただいています。子供だけが変わるのではなく、保護者の要望に耳を傾けながらも、大人も日々を振り返り、変革を求めていきます。これが保護者会活動や行事につながって、自分の新たな「居場所」になるのです。
今後も時代の変化に合わせながら、変わっていくものと、変わらず守り続けるものを相互に理解し、次世代につないでいきたい。

教育内容

 学びの内容は、生徒・学生のニーズをくみ取り、普遍的な読み書きの力、計算力とともに、推論、探求、表出(発表)などを展開し、より少人数で行う授業を展開します。教科間や習熟度クラスの場合は特に教職員の連携をもとに、適切な課題提供ができるように意思疎通を深めて、情報共有をしています。さらに視覚的な認知の補助ツールとして、電子機器を取り入れた授業づくりも今後すすめていかなければなりません。
また、学級経営という観点からは集団の中での関係を良好なものにするために、系統的取り組みとそれを体現する行事づくりも重要と考えています。

生徒指導・生徒支援

 個々の発達課題を理解して、そのための環境調整は個人的に進めることが望まれている昨今、集団で学ぶという青年期の特性を念頭に環境調整を進めるならば、互いの理解をクラスや学年で理解する時間や行事、課外活動などの取り組みが不可欠であり、生活に密着した指導方法、また保護者と共に考えていくことが必要です。また、医療機関との連携や中学校との連携、自治体機関との連携も進めながら、面談も行なっていく必要があります。一定の理解は得られておりますが、今後の青年期教育の礎を守りつつ、学生・生徒を中心とした学びと暮らしに最適な環境づくりを行なっていきます。

自己点検・自己評価報告書 別紙参照

自己点検・自己評価報告書