学校評価制度 調査結果をふまえて

総評

 本校の校訓「ともに学んで、みんなで輝く」は、『ゆとり』や『優しさ』を大切にし、日々の教育活動を通して優しくまじめに取り組める人を育むことを目標としています。青年期という人生で最も輝く時期に、一人一人が大切にされているかを具体的に示したものが本校のカリキュラムです。
 このカリキュラムを通じて教育内容の充実とボトムアップの実践を保障するため、今後は一層、教員研修などにも熱心に取り組み、研鑽を積んでいきたいと考えています。本校教育を数値化し、その真意を完全に表現することは難しいかもしれませんが、今回の結果は概ね支持されていると考えています。
 なお、経理公開や公開授業は学校として当然のことであり、さらに言えば、運営についても可能な限り生徒・学生、保護者の意見を反映させていかなければなりません。

学校運営

 本校の教育目標・教育方針については、入学試験前の学校見学時に保護者に具体的に説明し、理解と協力を求めています。この点が、入学後の保護者会活動の熱心な参加と理解に繋がっていると考えます。
 平素より在籍する生徒・学生の保護者による学校見学や授業見学が多く、保護者会にも多くの保護者が参加していることから、学校運営や教育についての理解が深まっていると考えます。同時に、保護者の積極的な来校は、学校運営が教職員や生徒・学生だけでなく、保護者の力によっても支えられていることを示しています。
 今後は、保護者の理解と協力を得るだけでなく、要望にも真摯に耳を傾け、教職員間の意思疎通をより深め、さらなる教育活動の充実・向上に努めていきたいと考えています。
 アンケート結果については、保護者や生徒に公表し、その結果を学校運営に反映させる必要があると考えます。また、個人情報の取り扱いについては細心の注意を払っており、今後もさらに慎重に対応し、個人情報の流出がないよう徹底していきます。

教育内容

 授業内容については、生徒・学生の興味関心を引けるように工夫を重ね、わかりやすい授業を心がけています。基礎学力だけでなく、生活に密着した内容にし、生活の中で使える学力が必要です。ただし、授業内容によっては発達の段階を鑑みて基礎学力を中心に取り組んでいるため、より細心の環境整備を検討する必要があるでしょう。
 また、今後一層、授業や課外活動を通して達成感を培いながら、集団での関係構築にも注力していきたいと考えています。この点を踏まえ、教育内容も検討し、新しい取り組みも導入していきたいです。
 今後も良好な集団を形成し、有意義な学校活動を送るために、ホームルーム等を通じてモラルやルールを守るよう指導し、その結果を目指します。学校だけでなく、社会生活を送る上で学校外での規範を身につけ、豊かな心が育つような教育を進めていきます。

生徒指導・生徒支援

 本校では、青年期という人生で最も輝く時期に、一人一人を大切に教育しています。そのため、個々の発達課題や環境調整などを保護者と共に考えていくことが今後も肝要です。必要に応じて、教員だけでなく、専門職や医療機関、中学校等との連携を一層図る必要があります。そして、それらの機関と面談も行っていきます。

これらの専門的な対応については、保護者にも一定の理解と満足を得られていますが、生徒・学生からの理解と満足については今後も再考の余地があります。生徒・学生の日々の学校生活がより安心でき、充実したものとなるよう、学習や課外活動等の環境を整備し、指導する努力を重ねていきたいと考えています。

自己点検・自己評価報告書 別紙参照

自己点検・自己評価報告書(約222KB)