少年鑑別所法と新少年院法をのぞいてみよう
少年鑑別所法と新少年院法をのぞいてみよう |
講師 | 小関慶太 |
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受講形態 | ||
受講料(税込) | 各回:一般2,000円(税込) 「福祉と法」「犯罪と法」受講生のみ 各回:1,800円(税込) |
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講義時間・回数 | 90分×2回 |
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この講座の概要
2014年6月、旧少年院法(昭和23年法律第169号、以下「旧院法」)が廃止され新たな少年院法(平成26年法律第58号)と同時に新たに少年鑑別所法(平成26年法律第59号)が成立公布されました。新たに成立した法に基づき、少年院や少年鑑別所の業務が遂行されることになりました。
少年院の沿革は大正11年に成立した大正少年法(旧少年法)と矯正院法の起源があります。その後、旧院法は、昭和23年現行少年法と同時に成立しました。これに伴い矯正院法は廃止され、現在の少年院が設置されました。少年鑑別所は、旧院法によって設置され、当初は少年観護所に設置されていました。ここは、観護措置を受けた少年(少女も含む)を収容する施設です。これに対して、少年鑑別所は家庭裁判所の依頼を受けて、少年観護所に収容されている少年の資質鑑別を行っていました。月日が経ち統合し現在では、少年鑑別所となりました。
本講義では、①新少年院法②少年鑑別所法のそれぞれの特徴と性格を学んだ上で③少年院④少年鑑別所の実態を見ていきます。
この講座の受講対象
どなたでも受講可能
春学期「犯罪と法」「福祉と法」受講生
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2016年 05月18日 |
14:30-16:00 | 【少年鑑別所法】 少年鑑別所法の目的や性格を明らかにした上で実態について見ていきます。 |
2 | 2016年 05月25日 |
14:30-16:00 | 【新少年院法】 新少年院法の目的や性格を明らかにした上で旧院法と処遇の違い、少年院の名称の違い等や収容状況などの実態をみていきます。 |
講師プロフィール
小関 慶太
八洲学園大学 生涯学習学部 准教授
八洲学園大学 リカレント研究センター 研究センター長
経歴:中央学院大学法学部卒業、桐蔭横浜大学大学院法学研究科修士課程、同博士後期課程を経て、現職。
[研究テーマ]特定少年の実名報道基準の研究/実学実践的教育研究/子どもの安全等
[八洲学園大学 正規担当科目]
市民のための刑事法入門、犯罪と心理、社会と安全入門、法と心理入門
はじめて学ぶ刑法総論/刑法各論/刑事訴訟法/裁判員制度
少年法入門、子どもの問題行動と非行、刑事政策概論、法社会学
子どもの遊びと公園、特別研究(犯罪学Ⅰ・Ⅱ)、刑法判例研究Ⅰ・Ⅱ 等
[著書]
『こども・先生のための法学入門』三和印刷社、2019 他
一言メッセージ:「どこで学ぶのかより、何を学ぶか」が大切だと考えています。
■詳細
http://www.yashima.ac.jp/univ/about/information/teacher_koseki.php