高校生・大学生・保護者・教員向け大学講義:法律学の超入門-連続講座
高校生・大学生・保護者・教員向け大学講義:法律学の超入門-連続講座 |
講師 | 小関慶太 |
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受講形態 | ||
受講料(税込) | 各回1,000円(税込) 一括申し込み 一般10,500円(税込) 八洲学園大学在学生9,500円(税込) (1回目に限り、八洲学園大学在学生/八洲学園大学国際高等学校 在学生 卒業生 保護者のみ�� |
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講義時間・回数 | 30分1回/50分10回 |
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この講座の概要
本講座では刑事法分野を中心に「刑法」「刑事政策・犯罪学・犯罪社会学」「少年法」に関するHOTな話題についてお話をしていきます。大学に進学する際の参考や身近な法律問題を学ぶきっかけ、誰もが被害者にも加害者にもならないためにどうしたらよいのかについて一緒に学んでみませんか。
*正科生、科目履修生、聴講生問わず/卒業生も可能 八洲学園グループ校所属生
※2017年3月10日までオンデマンド配信中
この講座の受講対象
八洲学園大学の学生(これから法学科目を学んでみたい方、興味のある方)
八洲学園大学グループ校の生徒、保護者、教職員の方々
法律学に興味のある初学者の方々
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2016年 08月06日 |
10:30-11:00 | 【刑事法の学びの楽しさ】 刑事法を学ぶ上で必ず関わってくるのは「人権」です。そして刑事法を学ぶ楽しみは、 正解のない、探求心をくすぐる学問領域にあると思います。 刑事法を学ぶ楽しみについてお話をしていきます。 ※高校生・大学生・一般 |
2 | 2016年 08月06日 |
11:10-12:00 | 【成人年齢って一律の必要はあり?なし?】 少年法適用年齢の問題が連日ニュースで知る所でありますが、民法上の成人年齢とその 他関連法300程の法令による成人扱いの年齢の違いについて説明をした上で、公職選挙法 の年齢引き下げに伴い、法的整合性の観点より他法まで下げることでどのような弊害や 問題が生じるかについてお話をします。 ※高校生・大学生 |
3 | 2016年 08月06日 |
15:00-15:50 | 【18歳と選挙】 公職選挙法が改正され18歳以上の者に選挙権が認められるようになりました。「18歳」という ことは高校3年生ですが同じ学年でも誕生日を迎えているかの有無によって「権利」が異なっ てきます。また選挙権は「権利」であるとともに「公務」でもあります。本講座では、選挙 制度についてお話をしていきます。 ※高校生・大学生・教職員 |
4 | 【犯罪、犯罪と聞くけれども「犯罪」って何?】 「犯罪=罪を犯す」ことですがそもそも「罪」とは一体どのようなことであり、 犯罪が成立するとは一体何なのかよくわからないかと思います。例えば、友達と の待ち合わせを無断ですっぽして傷つけてしまった場合と、悪口を言って傷つけ てしまった場合、どのような犯罪行為であるか、それとも犯罪行為ではないのか について、お話をしていきます。 ※どなたでも |
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5 | 【無期懲役刑ってどんな罰?】 我が国は有期懲役刑と無期懲役刑を有しています。無期懲役刑は絶対的ではなく、 相対的無期懲役刑です。よって法令上、仮釈放に関する規定もありますが実際の 状況の法に基づくものに比べるとかなり厳しい状況です。死刑に比べたら軽いと 解される考え方もあるかもしれません。実際はどうなのかについてお話をしていきます。 【我が国も死刑制度について考えてみよう】 死刑基準と永山則夫判決がありますが本判決は、死刑に対して消極的な姿勢を 取っています。しかし、近年、死刑選択の基準に変化が生じてきているように思 えます。何がどのように変わってきたのかについて考えていきます。 ※どなたでも |
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6 | 【殺人罪】 殺人行為にまつわる諸問題についてお話をします。 【殺人の動機】 なぜ人(自然人)は人(自然人)に危害を加えるのか。犯行の動機を考えていきます。 ※どなたでも |
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7 | 【交通事故を起こしたらどんな罪になるの?】 まず法律上3つの責任が問われます。第一に行政上の責任:免停や免許取消、 第二に民事上の責任:損害賠償責任、第三に刑事上の責任:犯罪の処罰が挙 げられます。本講義では、ケースについてや危険運転致死傷罪や自動車運転 致死傷罪についてお話をします。 ※どなたでも |
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8 | 【傷害罪と暴行罪の違い】 どのような行為が暴行であり、どうしたら傷害になってしまうのかについてお話をします。 【イジメと犯罪】 イジメは、犯罪なのだろうか。 どのような行為がどのような罪名に相当するかを見ていきます。また「イジメる側」 「イジメられる側」の問題を犯罪の視点から考えていきます。 ※高校生・保護者・教職員・大学生 |
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9 | 【厳罰化と犯罪予防の関係】 震災後の窃盗(火事場泥棒)事犯の増加と被害への不安の点より厳罰化の議論がある。 また交通事犯における過失犯に対しての厳罰的な考えや少年非行に対する厳罰・重罰的 な考え方があるかと思います。犯罪予防の観点から「厳罰化」によって本当に犯罪を減 らせるのか、なくすことが出来るのか。別の方法はないかについて考えてみませんか。 ※どなたでも |
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10 | 【少年はなぜ非行を犯すのか】 少年非行はなぜ発生するのか。どうしたら防ぐことが出来るのだろうか。 一緒に考えてみませんか。 ※教職員・保護者・一般 |
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11 | 【ネットと刑事法】 SNSの利用巡る名誉棄損や著作権の問題などネット社会で気をつけなければ ならない危険についてお話をします。また家庭でのスマホ使用に関して ルールを決める必要性についてもお話します。 ※高校生・大学生・保護者・一般 |
講師プロフィール
小関 慶太
八洲学園大学 生涯学習学部 准教授
八洲学園大学 リカレント研究センター 研究センター長
経歴:中央学院大学法学部卒業、桐蔭横浜大学大学院法学研究科修士課程、同博士後期課程を経て、現職。
[研究テーマ]特定少年の実名報道基準の研究/実学実践的教育研究/子どもの安全等
[八洲学園大学 正規担当科目]
市民のための刑事法入門、犯罪と心理、社会と安全入門、法と心理入門
はじめて学ぶ刑法総論/刑法各論/刑事訴訟法/裁判員制度
少年法入門、子どもの問題行動と非行、刑事政策概論、法社会学
子どもの遊びと公園、特別研究(犯罪学Ⅰ・Ⅱ)、刑法判例研究Ⅰ・Ⅱ 等
[著書]
『こども・先生のための法学入門』三和印刷社、2019 他
一言メッセージ:「どこで学ぶのかより、何を学ぶか」が大切だと考えています。
■詳細
http://www.yashima.ac.jp/univ/about/information/teacher_koseki.php