第5回学位記授与式（卒業式）が挙行されました。
2010/03/29
平成22年3月28日に第5回学位記授与式が挙行され、57名に学士（学術）の学位記が授与されました。
この模様はネット配信され、ネットによる学位記授与式出席者もおりました。
式が終わってから、会場で新卒業生と教員による懇談会が和やかに行われました。その後、会場を横浜駅近くに移して、先輩卒業生たちによる祝賀会が開かれ、学位記授与を喜び合いました。
学位記授与式では、山本恒夫学長の次のような式辞がありました。
新たに学士の学位を取得された皆さん、おめでとうございます、今回の57名を加え、本学の学位記授与者は282名になりました。本学には、司書、学芸員、さらには社会教育主事の資格を取得した科目等履修生終了者が、既に500名近くもいますので、合わせると800名からの八洲人が社会で活躍していることになります。
今は混沌とした時代です。国の資源を物的資源(物財)、人的資源(人財)、知的資源(知財)に分けますと、日本は物的資源に乏しく、知的資源を蓄積していく必要があります。これからますます少子高齢化が進む中で人的資源を大切にし、知的資源を生み出す力をつけていかなければなりません。それは、次のような力だろうと思います。
- ・事象把握力
(事象把握の枠組を作り、推論をするための論理力を養う。） - ・情報収集力
(情報収集技法を修得し、絶えず情報収集を行う感覚を養う。） - ・判断力
(真－偽、理－非、利－害などの価値基準の用い方を修得し、状況判断力を養う。） - ・創造力
(要素間の関係変換による創造・問題解決のためのスキルを修得し、使えるようにする。）
皆さんは、程度の差はあっても、これらの力を培ってきました。
これからはさらにその力を伸ばし、“実力ある社会人学士”として、生涯学習社会からさらには知識創造社会を実現することに貢献してくれるものと期待しております。
