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86歳の「学芸員」・・・原田政男さん(2012年度春学期卒業)インタビュー

2012/10/14

新着ニュースでもお伝えいたしました「86歳の学芸員」原田政男さん(2012年度春学期卒業)に会いに行ってきました。

▼「86歳の博物館学芸員」が誕生しました
http://www.yashima.ac.jp/univ/news/2012/09/post-50.html

まずは学位記の受け渡しです。秋吉先生から手渡しにてお渡しさせていただきました。
(※写真はその後の握手の写真です)

 

さて、記念撮影も無事終わり、原田政男さん、本学博物館学芸員科目担当の秋吉正博教授、そして原田さんの博物館実習先の高崎市観音塚考古資料館の方々もご同席くださり話が始まりました。

原田さんは83歳という年齢で本学に入学いたしました。友人にパソコンの使い方をレクチャーしてもらいながら学習を進める日々。課題提出の際には高崎市観音塚考古資料館の方々にアドバイスをもらいに行くほど積極的に調べ学習をしていたとのこと。

 

これも全て原田さん所有の「原田集古館」が前提にあり、ここを発展させていきたいという思いと、「興味で終わるのではなく自分で展示するものは勉強して完璧にしたい」という飽くなき学習への意欲、そして高崎市に貢献をしたいという思いから、86歳での卒業と資格取得を可能にしたのだと感じました。

ちなみに「原田集古館」に所蔵されている高崎市指定重要文化財である「高崎藩用白檀塗浮線綾杉文小頭具足」は、一度高崎市外に出て行きそうになったことがありましたが、それを原田さんが食い止めたとのことで、高崎市の文化財保護活動にも一役買っております。通常、このような資料館等を所有している方は自分で満足してそれで終わりという方が多いのですが、原田さんはそうではなく、多くの人に見てもらいたいという思いが大変強く、そのためには自分にも学芸員の資格が必要であると考えて資格取得を目指し、取得後の現在ではより強くなったその気持ちで集古館を開館しています。

その資格取得の学習の中では、特に秋吉先生から厳しくしてくれたと言われると感謝の気持ちでいっぱいとなり、それだからこそ年齢に関係なく真剣に学習にも実習にも取り組むことができたのことでした。

そして話も終盤に差し掛かった頃、「秋吉先生が来たのでお伝えしたいことを・・・」と話し始めた原田さん。

「(卒業したけど)もう数科目だけ履修したい」。

実は在学中に履修したかったいくつかの科目を履修できなかったとのこと。そのためもう一度勉強して単位を修得したいとのことでした。

ここに86歳の在学生復活です。

そこで原田さんには「再入学制度」をご案内いたしました。これは卒業・修了された方でも簡単な手続きだけで再度本学での学習を開始することができる制度です。

▼再入学について
http://blog.study.jp/ygujimu/2009/12/post_95.html

今後は「原田集古館」と他の博物館との共催企画等もしてみたいという原田さん。まだまだ学習への意欲は衰えることなく今後も生涯学習を続けていくとのことです。

 

 

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