デジタルアーカイブ概論
社会のデジタル化と情報流通の高度化により,地域資料・行政記録・学術成果などの各種情報資源・文化資源を長期的に保存し,公平かつ再利用可能な形で公開することが強く求められている。図書館の貴重資料や博物館資料などはその代表的な例である。このような資料をデジタル化するにあたって,紙やフィルム等の物理的劣化,デジタル資料のフォーマット陳腐化,権利・倫理上の配慮,アクセシビリティの担保,相互運用性の確保など,現場が直面する課題は多岐にわたる。本科目は,こうした社会的要請に応えるための実践知と設計能力を養うことを目的とし,資料選定,デジタル化,メタデータ記述,権利と倫理,長期保存,公開設計,活用促進を,企画立案から評価・改善に至るライフサイクルとして体系的に扱う。 なお本科目の単位修得をもって、特定非営利活動法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構による「準デジタルアーキビスト」資格を取得できる。
| 単位 | 形態 | 学費(円) | 履修開始時期 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | T | 6,5000 ※1 | 7月・1月 | ・科目修得試験は準デジタルアーキビスト資格試験を兼ねるため、代替レポートでの受験は認めない。 ・日本デジタルアーキビスト資格認定機構による認定証の発行をもって正式に資格取得となる。 |
※1 履修にかかる学費のほか、演習・実習料が6,000円かかります。
到達目標
1. デジタルアーカイブの目的・基本用語・標準的プロセスを説明できる。
2. デジタル化を行う資料の特徴と取り扱い方について説明できる。
3. 想定コレクションに対する運営・管理計画の骨子を提示できる。
4. 法と倫理の要点を踏まえ、公開可否や条件を根拠づけて判断できる。
5. デジタル化の基礎仕様と手順を説明できる。
6. 公開・利活用設計とアクセシビリティ改善の評価観点を提示できる。
7. データ公開後の改善計画と効果検証の方法を述べられる。
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