八洲学園大学トップ > レジリエンス(成長性弾力)準系の新設

レジリエンス(成長性弾力)準系の新設

これからの社会で求められる力を養うレジリエンス(成長性弾力)準系の新設 -八洲学園大学の新しい方向-

1.レジリエンス(成長性弾力)準系の新設

 八洲学園大学生涯学習学部生涯学習学科では、レジリエンス(成長性弾力)を養い、生涯にわたり社会に貢献する人材を養成することを目的に、平成23年からレジリエンス(成長性弾力)準系を新設し、さらなる充実と発展を図ることにしました。

2.レジリエンス(成長性弾力)とは何か?

 レジリエンスresilienceというのは、弾力、弾性、弾力性、復元力、回復力、立ち直る力という意味です。
 外から力を受けたものが、一時的には変形しても、また元の形に戻る性質は、ものだけではなく、個人、組織、社会にもあります。それは回復だけではなく成長をもたらす力ですので、本学では「成長性弾力」と呼ぶことにしました。
 次の図に示しましたように、いま社会で求められているV字型職業人は、レジリエンス(成長性弾力)を身につけてはじめて力を発揮出来るようになります。

3.なぜレジリエンス(成長性弾力)か? ― 社会的背景

 少子高齢化がますます進み、社会の活力が衰え、機能も劣化し、生活水準が低下して、停滞感が漂う状態に陥るおそれがあるとされています。そのため、持続可能な社会(sustainable society)の構築が求められていますが、その原動力は、レジリエンス(成長性弾力)です。
 これからは、高度情報通信技術をはじめとする科学技術の目覚ましい発達で、社会はますます複雑化し、流動化も激しくなっていきます。そのような中で、一人一人の人生にもさまざまな起伏が生じ、起伏が増大すると考えられています。その起伏における落ち込みを回復して、さらに成長を図ることの出来る力がレジリエンス(成長性弾力)です。
 近代社会にあっては「知は力なり」といわれ、知識を持つことが力となりました。
 これからの社会では、柔軟に問題を解決し、困難にぶつかっても、それを人間らしく乗り越えるレジリエンス(成長性弾力)が必要です。今や、各方面で、レジリエンス(成長性弾力)を身につけ、それを磨くことを通して就業力や社会参画力を養った人材を求めています。
 本学のレジリエンス(成長性弾力)準系は、そのようは社会的要請に応えようとするものです。どうぞご期待ください。

4.レジリエンス(成長性弾力)準系の構成

(1)レジリエンス(成長性弾力)準系の構造

次の図は、本学で養成するレジリエンス(成長性弾力)の構造です。
これは、本学独自のまったく新しい教育・研究の体系で、「八洲学園大学 ビジョン2010」でいう「柔構造の大学」を具現化する計画の1つです。

八洲学園大学 ビジョン2010」より
“八洲学園大学が人材養成・生涯学習の総本山として発展を図っていくためには、ますます加速化する社会の変化や、多様化し変貌するニーズに対して、常に対応できる「柔構造」の大学にしていく必要がある。”


(2)レジリエンス(成長性弾力)準系の予定科目

レジリエンス(成長性弾力)準系では、次のような科目を予定しています。
1)レジリエンス(成長性弾力)科目
  ・才能発揮技法・事象理論・関係理論・情報収集提供論など
2)専門科目・基礎科目
  ・心理学・コミュニケーション論・地域論・コミュニティ論・組織論・地方自治論・財政学・経営学・情報学
  ・生活学習学・人間論・自己分析論・仕事移動診断など

5.なぜ準系なのか?

 準系としたのは、生涯学習支援系と生涯マネジメント系にまたがる領域として設置することで、生涯学習支援系の学生も生涯マネジメント系の学生も意欲をもって学べるようにするためです。
 レジリエンス(成長性弾力)準系と生涯学習支援系・生涯マネジメント系の関係は、次の図のようになります。

ページトップへ

このページの先頭へ