法律を学んで意味があるのか?意味はある。その意味を伝えます。
2014/12/09
クリスマスソングも流れてきて、いよいよ今年もラストスパートという感じですね。
研究室もクリスマス仕様となっています。
さて、法律系の学習について少しばかりお話しします。
法律を学ぶべきか否か?は中々判断ができないかと思います。
そして、学ぶことで何ができるのか?ということも「?」となるかと思います。
どの仕事に就こうが、どの仕事をしていようが、すべて法律がかかわります。
ビジネスにおけるマネジメント、暮らしにおけるマネジメントという視点で、行動の基準を学び、論理的なバランス感覚をみにつけることができるのが法律の学びです。
例えば、職場内の関係で「SNSの利用」について。
もし、「SNS利用の全面禁止」というルールを策定しようとしたらどうなるでしょう?。
さらに、ルール違反が見つかった場合、「解雇する」というルールにしたとします。
この場合、実はコンプライアンス違反となる可能性が出てきます。
企業が私生活に過度に介入することが許されないことから、ケースによっては損害賠償ということも検討できます。このことは、法律を学ばないと分からないことですね。
せっかくのコミュニケーションツールも社長の一言で台無しに・・・ということは避けることができるわけです。
さらに、このルールと就業規則との整合性は?ということも検討しなければなりません。
ただ、一方で、企業側の不利益のことも配慮に入れると(企業のブラントイメージ低下、秘密情報の漏えいなど)SNSの利用の規制は行いたいところです。
「過度に私生活に介入できないけど、SNSの利用は制限したい」
この行動基準を定めていく際に、裁判例などを学んでおくと、コンプライアンスの観点から社内ルールを適正に作り上げてていくことができます。
もちろん、SNSに関する社内規定がなかったとしても、SNS利用する際の行動基準として裁判例などから自分のSNSの利用法についてコンプライアンスの観点から考えることができるのです。
(ひいては、リスクマネジメントにもなっているということです)
これはほんの一例にしかすぎません。
プライベートでも遺言書や介護が必要な両親の財産管理についても、行動基準というのが分かるのが法律です。
ビジネスでもプライベートでも法律は必ずといっていいほど関わり合いがあります。
この関わり合いは行動基準です。
行動基準を学び、マネジメントに活かす。そして、先ほどの例に挙げた、SNSは利用したいけど、会社に不利益は与えてはいけないというような、行動基準の背後にあるバランス感覚を学ぶということが法律を学ぶことの効果です。
論理性を持ったバランス感覚を身につけて、マネジメントができるようになる。
これが法律を学ぶ一番の効果です。
法律の世界を楽しんでみてください。
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