コンプライアンスは「守らなければいけない」ではない?
2015/11/04
研究室は、ハロウィンからクリスマスに変化。
そして、招き猫氏は、相変わらず、たくさんいます。
福を招くのはありがたいですが、「不祥事」を招くのは避けていきたいものです。
そんな、不祥事を避けるためにあるとされているのが「コンプライアンス」
しかし、コンプライアンスは「誤解」を招いています。
そこで、コンプライアンス概論の講義では、コンプライアンスは誤解を招いているので、その誤解を解くことからはじめました。今回は、そのダイジェストを、学生以外のみなさんにも伝えるために記事にしてみます。
コンプライアンスというと・・・
コンプライアンス=法令遵守
というよう理解しているかと思います。
法令遵守というと、
「法律を守らなければならない」
という考え方になっているはずです。
「~しなければならない」というと、「やらされ感」が出てきます。
やらされ感は、モチベーションを下げる要因にもなります。
加えて、もっと怖い発想が生まれてきます。
法律を守ること、守らせることが「目的」となってしまうことです。
ちょっと待ってほしい。
「法律を守ること」を「目的」として、ビジネスを展開しているわけではないはずです。
コンプライアンスを目的とすると、ビジネスの目的と異なるので違和感を感じる。
だから、やらない(やろうとしない)、意識しないということになってしまう。
さて・・・コンプライアンスとは「手段」です。
ビジネスのための手段です。
自由な発想、自由な競争の中でビジネスをプレーをしていくなかで、「フェアプレー」をする手段として存在するものです。
コンプライアンスを手段としてとらえ、ビジネスでフェアプレーをする。
とするとどうでしょうか?
営業担当者を例に考えてみましょう。
営業担当者のフェアプレーの一つに、「説明」「提案」があるはずです。
説明をしっかりと明確にしていくということを考える際に、コンプライアンスが出てきます(保険業法、宅建業法など各業法)。
フェアプレーとは何か?
を営業担当レベルから意見を吸い上げ、
そして、なぜ説明が必要なのか?という法令の趣旨を、チームが共通認識として取り組む。
法務担当者からの命令での「やらされ感」のコンプライアンスではなくなってきます。
ビジネスの目的である、
「お客様のために」に向けて「フェアプレーをしよう!」
という雰囲気を作り出すのがコンプライアンスです。
この仕組み造りをどうするかは?各社各様ですが、
「私たちの仕事は何のために?」「法令の趣旨を学ぶ」
を共通認識していく必要があるのはは共通です。
コンプライアンスは「守らなければいけない」という誤解から「フェアプレーをする」に。
[八洲学園大学・藤森研究室]
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