知識があっても、システムがあっても、やるやつはやる。ならどうする
2015/11/13
最近のブログの傾向をみて、私が美食研究家と誤解されている方も多いかもしれません。
違います。
こんなことを教えています。
「情報と法」
という講義です。
情報に関する法律について講義しています。今年は、マイナンバー制度が始まり、神奈川県中小企業家同友会でも3回ほど後援させていただいています。
さて・・・
情報管理についてですが、「やらされ感」を出さないようにしないといかんよねって話です。
たとえば、知識を学びました、多額のコストをかけましたといっても、漏らす奴は漏らすんです。
ということは、「人」がやはり情報管理のポイントに。
また、データでも情報漏えいの原因の80%以上が人為的ミス(置き忘れ、誤操作など)となっています。
では、「人」に着眼して、どんな対策をしていくのか?ということは「コンプライアンス概論」の講義とワンセットになってきます。コンプライアンス体制を構築していく上で大事なことは?ということ。
情報管理も「コンプライアンス」の一つですよね。
そして、コンプライアンスとは何か?といったときに、法令遵守という枠を超えた発想なんだと。
つまり、
コンプライアンス=社会的要請に応えること
法令も社会的要請(抽象的には望ましい社会を作っていきたい)ということで作られているのですから、法令遵守もコンプライアンスの一環です。
さらに、コンプライアンスを社会的要請に応えるってことは、俗にいうCSRっていうやつです。
知識があっても、システムがあっても、やるやつはやるならば・・・。
社会的要請に応えていくっていう姿勢を組織として作っておかないと、やるやつはやるを生み出してしまいます。
このように「情報と法」というテーマも、「コンプライアンス」というテーマもつながりがあります。横断的に学ぶことによって、さらに学びが深まっていきます。
もちろん、法律系と経営系と横断的に学ぶことで、点と点が線になってきたりします。
やるやつはやっています。点と点を結ぶ学び方。これがマネジメントって能力を向上させてくれます。
・・・。
話はそれましたが・・・。
情報管理というと知識やシステムにどうしても集中してしまいがちですが、「人」ということにも着眼して、管理をしていきたいですね。
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