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藤森純一の研究室便り

ビジネス契約書のいろは~戦略と予防

2016/01/19

売り上げを上げるためには4つの方法がありますね。
 

顧客を増やす、リピーターを増やす、単価を上げる、サービスを増やすの4つです(考え方は色々ありますが・・・・。)。

 
この4つを軸に、事業戦略を考えていくことになりますね。

 
さらに、事業戦略を考えていく際に、「リスク予防」も併せて検討していくでしょう。

 
事業戦略を大局的にとらえ、リスクを明確化する際に役に立つのが「契約書」です。

 
事業戦略を契約書に落とし込まれているか?その戦略でのリスク予防はできているか?を文字に起こして、ビジネスパートナーと共有できる形にしていくことです。

 
例えば、「秘密保持」。

 
秘密の範囲を明確化しておくことで、新規サービスをPRできる範囲も明確になってきます。新規サービスの告知をどのようにしていくか?どこまで情報発信できるか?が分かります。
 

それをビジネスパートナーが相互に認識していることで、PRの相乗効果も期待できるようになります。

 
また、秘密にしておく内容が明確になり、「どのように管理しよう!」がお互いに認識できていれば、情報漏えいのリスク予防策も打ち立てられることができますよね。

 
特に、売り上げを上げるための「新規」となれば、まだ長期的な信頼関係の構築ができあがっていないパートナーと展開を広げていくケースもあるでしょう。

 
とすると、契約書でお互いが共通認識を持てるようにして、信頼関係を構築するということでも文書が役に立ちます。


ここでは、新規ビジネスの企画・提案が最終的に契約条項に盛り込まれているということになります。 

 
このような形で戦略と予防を明確化していくプロセスで生まれた契約書は「勝つための」契約書となっていきます。


さらに、戦略を構築する場面では、「知的資産」や「CSR」という観点が盛り込まれ、そこに「コンプライアンス」があります。契約書は、知的資産やCSR、コンプライアンスといったことも含めて作成される文書であることも、気が付けますね。


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