施設参観(3)TOIN Gakuen MEMORIAL ACADEMIUM
2018/03/06
2018年3月3日、学校法人桐蔭学園 桐蔭学園メモリアルアカデミウム(以下「MA」)へ訪問しました。
MAには、移築復元した横浜地方裁判所陪審法廷、サヴィニーミュージアム、サヴィニー文庫、メモリアルライブラリーがあります。
陪審法は、国民の司法参加の1つの形であり、2009年5月より施行された裁判員制度との違いは、有罪無罪の判断を行うのみで量定は行いません。陪審法は、第二次世界大戦中の昭和18年に執行停止のまま今日に至っています。法廷は、昭和20年より戦争犯罪被告人を裁く軍事法廷として使われていました。
見学では、法廷内の音と光によるプログラムを鑑賞しました。
サヴィニー文庫は、ドイツ民法の父フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニーの個人蔵書から、特に法学に関するものを譲り受け所蔵されています。これらの著作物は、法律学を学ぶ者にとっては貴重な研究資料になります。
サヴィニーミュージアムは、身分制社会から自由平等社会へ向かう変化の中「社会と時代に即した法思想」を提示したのがサヴィニーである。法思想を年譜、交流関係、法思想モデルの展示が行われています。
メモリアルライブラリーでは、情報センター(大学図書館)館長の小松崎さんに桐蔭学園内にある図書館・図書室(大学4施設、中高4施設)に40万冊を超える蔵書を有している他、図書館を学習の拠点、大学生にも使いやすい改善取組(2012年より)等の学園における図書館のお話やメモリアルライブラリーについて詳細に説明をしていただきました。また学生からも積極的な質問がありました。貴重書の管理において空調や湿度のコンピュータ管理、震災後の対応等、非常に勉強になったのではないかと思われます。
貴重書においては、
1749年刊“De I’esprit des Iois”(モンテスキュー「法の精神」)
1550年刊“Il principe”(マキャベッリ「君主論」)
1795年刊“Du contrat social”(ルソー「社会契約論」)
を実際に見せていただきました。保蔵状態や当時の紙がどのようなものかを学べたのではないかと思います。
説明を受けている写真を見ると修士課程1年次「基礎法学基礎理論特殊講義」(ドイツ語文献購読)を思い出します。
MA内見学後、大学情報センター(大学図書館)の外観、法学部棟にある模擬法廷、法科大学院図書自習室を見学しました。法科大学院では、私が生涯学習センターでお世話になっていたセンター長が大学院事務室に異動しており、特別に図書自習室や大講義室、中講義室、ゼミ室等を見学させていただきました。
その後、場所を駅近くに移してリアル交流会を行いました。
4時間ほど盛り上げりました。
次回の課外授業は、2018年9月に行う予定です。
〈参加対象者〉
・2016年以降、講師が担当する科目を履修・単位取得している者
・講師が特別に参加を認めた者
最後になりますが見学に際しまして桐蔭学園文化センター、大学情報センター、法科大学院、法学部の関係者に御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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