宝塚と芥川賞と特修生の話
2023/07/30
久しぶりに更新となりました。
まず、この度の全国各地での災害において被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
先日は早朝に関西に向かいました。
行き先は、古巣の宝塚です。
今年は、宝塚音楽学校の110周年であり、創業者の小林一三先生の生誕150周年という節目の年で、式典にはOG(卒業生)も呼んで頂きました。
すでに行きの飛行機から上級生や関係者の皆様とばったり。
同期と待ち合わせて、懐かしの本駅から花の道、劇場周辺を歩きます。
気温も高かったのですが、何より大勢のOGのエネルギーでさらに暑く感じます。
大劇場に到着し、いよいよ式典が始まります。
今回改めて音楽学校の歴史を振り返りました。
私は阪神淡路大震災の年に宝塚音楽学校に入学した期です。
公演ができるということが当たり前ではないということ、復興の道のりが大変であること身に沁みておりますが、
自然災害のみならず、戦争をはじめとした様々な困難を乗り越えての110周年の重みを実感致しました。
鹿島茂先生、北康利先生、玉岡かおる先生の対談、
スターさんのトークや歌、音楽学校生の舞も素晴らしかったです。
この日のためにどれだけ練習を重ねたのだろうかと・・・コロナ禍で練習も思い通りにできないときもあったと思います、無事に終わりよかったですね。
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、対談コーナーの出演者の方々の本
「日本が産んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三」(中央公論新社)
「小林一三 時代の十歩先が見えた男」(PHP研究所)
「タカラジェンヌの太平洋戦争」(新潮新書)
などをぜひお手にとってみてください。
知れば知るほど、一三先生は経営者として尊敬しますし、110年の中であった宝塚の色々な出来事から学ぶことがあると思います。
写真は83期の同期の皆と。
式典が終わり、同期と武庫川を挟んで大劇場が見えるカフェで食事をしました。
その際に話題になったのが「特修生」の制度です。
以前にも触れたことがあったかもしれませんが、高校を卒業していなくても、大学生になれる。
そんな制度があるのです。詳しくは こちら をご覧ください。
少し前から宝塚音楽学校在学中に通信制で高校卒業資格を取ることができるようなのですが、我々の時代はそうしたものがなく、中卒や高校中退で入学する生徒が多いので、退団後のキャリアの選択肢が狭められていました。
たまたま私は高卒で宝塚に入ったので、大学進学へのハードルが低かったのですが、
高校中退で宝塚に入学した同期もこの説明をするとびっくり。え?そんな制度があるの??と。
宝塚に限らず、色々な職業あるいは何らかの事情があった方の第二、第三の人生の選択肢は増えるほうがよいと思いますので、ぜひ、沢山の方に知っていただきたい制度です。
さて、宝塚の同期と特修生についてお話しをしたところで、
なんと翌日に嬉しいニュースが飛び込んできました。
本学の卒業生であり、特修生でもある市川沙央さんが、芥川賞を受賞されたのです。
学生支援センターの職員による在学時のインタビュー記事が掲載されておりますので、よろしければぜひご覧ください。
なんとここでも特修生の話題が。
市川さんに限らず、卒業生のインタビューを読むと、モチベーションが上がりますよね。
通信制というのは、自由度が高いからこその大変さも正直なところあるのですが、二の足を踏んでいる方がもしいらっしゃいましたら、ぜひご検討くださいね。
先ほどの宝塚音楽学校の式典の中で、ファンが無くなってほしくないと思ってくれているうちは無くならない。
ファンを大切にすることが大切である。そんなお話がありました。
(メモを取っていないので、言い回しは異なるかもしれません。ご了承ください。)
ファンの方だけでなく、こうして、卒業生をも大切にしてくれる組織です。
本学もやはり、学生さんを大切にし、そして卒業生も大切にすることが大切なのでしょう。
本学は大きな大学ではないので、全てにおいて素晴らしい大学とはいえないかもしれませんが、長所と短所は紙一重とはよくいったもので、小規模だからこそ、オンラインで学べる大学だからこそ、本学ならではの良さがあると思います。
有難いことに、この人口減の中で春期の入学者数が昨年よりも多かったようです。
来年は八洲学園大学も20周年と節目の年です。
これからも卒業生の方々に見守られながら続いていくのかなと思います。
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