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野口久美子の研究室便り

ポプラ社を見学しました

2017/12/19

学生さんがポプラ社の見学会を企画して下さったので,学外の有志の方々に混じって参加いたしました。たくさんの児童書作品を世に送り出しているポプラ社。『かいけつゾロリ』『ねずみくんのチョッキ』なら知っているという方も多いのではないでしょうか。最近は一般書の出版にも力を入れています。

ポプラ社の見学自体は昨年に引き続き,2度目です。

「児童サービス論」の受講者とポプラ社の見学へ:野口久美子の研究室便り(2016/12/13付記事)


昨年同様,ポプラ社 図書館事業局 事業推進室・飯田建さんのご案内のもと,編集部や営業部を見学,そして子ども向けの百科事典『ポプラディア』を実際に使ってみるワークショップを実施しました。

↓ 編集部フロアにて。


↓ ポプラディアを実際に手にとって,お題にこたえるワークショップを行いました。



参加した在校生・卒業生の方々が素敵な感想を寄せてくださいました。代表してお二人の感想をご紹介します。 


● Aさん(正科生(学士取得編入学)として入学し,2016年3月本学卒業)

 先週の土曜日は貴重なお時間と大変貴重な講義を頂けまして、ありがとうございました。  

 はじめはポプラディアを使って、司書が子どもたちに調べ学習の楽しさを教える教え方を学んでいるつもりで、ワークシートの問題を解いていました。が、ワークシートの回答の解説を聴いているうちに、実は大学生や司書(もしくは、働いている全員や生きていている人全員)が普段から気にかけておくべき事がふんだんに隠されているのでは?と、思いながら聴いている様な状態でした。

例えば、

①本を大切にする  

 本の上で書き物をしない、大きな音を立てない等の事は仕事をする上での所作だったり、図書館利用者様の事を考えれば、当たり前のことなのですが、机やカウンターの上に一気に図書が積み上がれば、ついついやりがちな事です。この時、いつでも、自分を俯瞰出来る用意が必要だと思いました。

②「~とは何か」は定義である  

 この事を意識する事により、課題となっている事を正しく理解する、または、PISA的に読解する事で、論点を外さずに解決する事が出来るのではないかと思いました。  

 実際、レポート、リファレンスの回答、会議等々では、いろいろな領域も調べた後、まとめた上で、最終的には元々の課題の解決を考え、提示していかなければなりません。

③調べることを諦めない  

 図書館のカウンターで郷土資料を求められた時に、郷土資料のコーナーを見ただけで、そこになければ、探す事を諦めてしまいがちです。他の分類にないか、新聞や雑誌にはないか、その事に到達出来る機関や施設はないかを探って行くうちに、意外なところから到達出来たりします。  

 単純に文字の見え方や言葉の聞こえ方にとらわれず、物事として立体的に捉える事で、到達出来る道を見つけられるのではないかと考えさせられました。  

これらの事を普段から準備として持っておくと、トネリングの罠を避けながら、どこかに少し余裕を持って対処していかれそうな感じがしました。これから先、何か予期せぬ事が自分の身に起こったとしても、正しい領域の中で正しく怖がる事が出来るようになると思えました。大変に貴重な講義、ありがとうございました。


● Nさん(2016年3月司書資格取得,現在学校司書として活躍中)

 先日のポプラ社見学会、ありがとうございました。

 まずは一つお礼を言わせてください。 私は今年の4月から中高一貫校の学校司書として勤めはじめました。 昨年度もお伺いした「本当のことが書いてある本が好きな子の話」が 子どもたちと接する時のベースになっています。 本と言われると、やはりどこかで物語の本という固定観念がありました。 勤め先の学校で、図書室の常連さんで、いつもビジネス書ばかり読んでる子がいます。 図書委員会でとても積極的に活動している子の一人は、プログラミングとロボット開発者の本しか読みません。 そしてそんな彼ら彼女らは「本が好き、図書室が好き」と言っています。 そのことをそのまま受け止められているのはお話を伺っていたからだと思います。 大切で素敵なお話をありがとうございました。

 そして改めて、プログラムの精巧さ、気づきの多さに感動しました。 昨年度は自分自身の勉強になった、と憧れの出版社の方に会えた!という気持ちが大きかったのですが、 今年は子どもたちに伝えたい、どうしたら伝えられるかということを考え続けています。 授業では調べ学習が多いのですが、子どもたちは意外と目次や、索引、発行年月を意識していません。 高校生もレポート作成が入る2年生はできているようですが、1年生は意識できていない子も少なくないようです。 なんとなくやり過ごしてしまっていることを、 意識してできるようにするにはどのようにしたらよいだろうか。 問題の一つ一つの意図を、来年度の図書室オリエンテーションに入れ込みたいなと考えています。

 今年の予算でポプラディアを購入したというのもあるので、 学校の先生方にも今回の見学会について連携します。 もしお招きできる環境が整いましたら、出張授業をお願いいたします。

 

 

この場を借りて,ご多忙の中快く対応いただきましたポプラ社・飯田さまに御礼申し上げます。ポプラディアのこと,ポプラディアを使った百科事典の使い方に関する授業に関心がある方は,以下のポプラ社のサイトもご参照ください。

*ポプラディアワールド https://www.poplar.co.jp/poplardia/dl/index.html

*ポプラディアで授業! 授業動画&フリー教材ダウンロード https://www.poplar.co.jp/poplardia/jugyou/

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