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2025/03/23

こんにちは。司書科目担当の野口です。
本日は学位記授与式です。授与式が始まるまでの時間にこのブログを更新しています。卒業生の皆様、本日はおめでとうございます。

さて、先日3月15日（土）に在学生・卒業生向け交流会を開催しましたので、ここで開催報告をしたいと思います。当日は横浜のキャンパスまでお越しくださった方が11名、SOBAマナベルでのライブ参加の方が約25名でした。年度末で慌ただしくお過ごしの方も多いと思いますが、時間を作って参加してくださったことに感謝申し上げます。在学生の皆さんはオンデマンドで視聴可能です。

前回9月に実施した交流会に引き続き、今回の交流会も在学生に前面に出ていただくことにしました。お話いただいたのは、本学の授業（学校図書館総合演習）を通して、LLブックの制作にチャレンジした鳥居由美子さんです。鳥居さんは現在、小学校の司書として勤務する傍ら、八洲での学びを継続されています。まず、そもそも何故、図書館に関わることになったのか、そのいきさつから、八洲に入学することになったきっかけ、LLブックというメディアの存在を知った「児童サービス論（S）」の履修から「学校図書館総合演習」の履修（※いずれも野口担当科目）に至るまでをお話いただき、後半には制作されたLLブックの作成秘話を披露してくださいました。

そもそも、LLブックって何？と思われた方は、会の中でも紹介がありました、ハートフルブックというウェブサイト（欧文印刷（株）が運営するLLブックのポータルサイトです）の「LLブックとは」のページをご覧いただくと分かりやすいです。
　https://heartfulbook.jp/overview/

そして、鳥居さん制作のLLブックはハートフルブックで閲覧することができます。ぜひご覧ください。冊子バージョンは本学附属図書館に寄贈いただきましたので、来校の際にお手にとっていただけます。

　『コンサートに行こう！　大すきなアイドルの歌を聞きに』
　文・写真　鳥居由美子
　監修　野口久美子、生井恭子、野口武悟
　発行　八洲学園大学野口久美子研究室
　　https://heartfulbook.jp/Product/31/

鳥居さんがLLブック制作に本格的に取り組むことになったのは、学校図書館総合演習の履修後でした。鳥居さんのお話の中では、学校図書館総合演習の授業がいかに充実したものであったかについてもアツく語られました。本科目は「学校図書館専門職養成応用プログラム」の必修科目です。詳しい内容は以前、ブログに書きましたので、こちらをご覧ください。

「「学校図書館総合演習」の授業をご紹介します。」（野口久美子の研究室便り　2024年3月16日付記事）
https://www.yashima.ac.jp/univ/sp/blog/noguchi/2024/03/post-43.html

率直に言って、決してたやすい科目ではありませんが、学校図書館が抱える諸課題について、自らの手で探究・考察してみたいという方にはぜひチャレンジしていただきたいと思っています。非常に労力はかかりますが、リターンはとてつもなく大きい（by 鳥居さん）です。
2024年度秋期に学校図書館総合演習を履修された方々の探究テーマをここで紹介しておきます。履修を検討されている方は上記のブログ記事と合わせて参考にして下さい。なお、本科目は毎年秋期のみの開講です。春期は開講しませんので、ご了承ください。

・Aさん　調べ学習において、図書資料で調べることとタブレットで調べることについて、教職員はどのように考えているのか？
・Bさん　沖縄県の高校生が抱える読書の課題に対して、学校図書館はなにができるか -高校生読書リーダーとの協働-
・Cさん　中高生の読書習慣を形成・維持させる取り組みとは何か：公教育によって培われる読書力
・Dさん　学校司書とその他の学校専門職の雇用の差から考えられる学校司書の雇用課題について

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