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【活動報告】1月論文購読会・2月学習会
2025/02/16
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論文購読会報告
1月26日(日)19:30〜20:45
参加:5名
実施方法:Google Meet(オンライン)
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(報告者:O)
講読論文:朝倉久美、野口久美子(2020)「学校図書館のリカレント教育におけるeラー
ニング型学習の試み-学習活動支援特論の実践を例に-」『八洲学園大学紀要第16号』
論文概略:
学校図書館員のリカレント教育という枠組みにおいてeラーニング型協同学習はどのよう
な意味や可能性を持つか、という課題に対して、該当科目のシラバスや教材、授業者の発
言記録、提出されたレポートやインタビューにより考察している。
その考察結果は、限られた学習環境の中においても、自らの知識を引き出し、他の学生
から得た情報を活かして育てるという体験はできた、というものだった。
結論としては、実際に体験した学生は、遠隔学習や情報教育にあたる際の説得力が増す
と考えられ、子ども達の学習環境を踏まえて様々なメディアの活用を模索した経験を自信
に繋げられれば、学校図書館を拠点とした「eラーニング型協同学習」という新たな教育
の可能性を広げる役割を担うことができるというものであった。
これに対して参加者からは以下のような意見が出されました。
・他の論文で、eラーニング型学習の事例と授業教材の少なさに懸念を示しているものが
あった。ただしカリキュラムを考えるのには数年単位はかかるので、そう簡単に修正はき
かないであろう。
・論文がコロナ禍前のものなので、コロナ禍で急速に進んだGIGAスクール構想などによる
eラーニング協同学習の効果が出てくるのは5年くらいかかるのではないか?
・eラーニングでも一方向の授業だけではなく、アイスブレイクを取り入れたりするコミュ
ニケーションが必要ではないか?
(報告者:U)
購読論文:山鹿貴史 古壕典洋 小暮克哉「大学通信教育におけるスクーリングの類型に
関する考察― 望ましい学修支援専門職養成を見据えて ―」『八洲論叢(第2号)』P.49
~P.64(2022.9)
報告者から報告を聞き以下の内容について参加者で検討しました。
・レポート履修とスクーリングのメリットとデメリット
・スクーリングの種類や内容について
・通信教育におけるスクーリングの位置づけについて
・スクーリングにおける学習支援専門員の必要性について
・参加者一人ひとり一人にとってのスクリーンの考え方 などです。
参加者から意見を聞く中で、私にとってのスクーリングとは何か、スクーリングの大切さ
など考える機会となり、学びの中で機会があればスクーリングに、これからも参加してい
きたいと思いました。
次回は今年度最後の購読会になります。
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学習会報告
2025年2月8日 20:00~21:10
参加:8名
実施方法:Google Meet(オンライン)
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(報告者:Y)
第8回学習会では「研究の育て方 ゴールとプロセスの「見える化」 近藤 克則著
第8章「背景と文献レビュー(pp。77-84)について担当者から以下のような報告がありました。
1 「背景」の構造と書くべきこと
① 取り上げる課題の重要性と意義(目的)
② 先行研究で分かっていること
③ 先行研究で分かっていないこと(研究で明らかにすること)
2 レビューですべきこと
目的:実施する研究の何が新しいか主張する(既知と未知の整理)
① 文献情報の収集
② 文献の入手方法
③ レビューですべき3つのこと・勉強・検討・論文執筆
④ 研究の到達点ト課題
3 まとめ
何故その研究をするのか 意見と知見の蓄積 引用文献は10本以上。
報告を受けて参加者からは、おおよそ以下の感想や意見が寄せられました。
・先行研究でわかっていることわかっていないところを明らかにすることが難しい。
・導入では目的をはっきりしていると結論につながる。
・研究職ではなくほかに仕事をしている人は自分の仕事の近いところから研究を進める。
・研究の場合全体の世界を一度俯瞰してみることが大切。
・勉強していないと(知識)論文を批判的に読むことが難しい。特に、どうしても肯定的に読んでしまう。
・論文を読むときのいろいろなペンを使って具体的な方法について。
など活発な感想や意見が出されました。
最後に、「中身に自身がない人ほど、前置きが長くなる」という記述に参加者は自分を振り返っていました。
【公募情報】
2025年度リカレント研究員追加募集を開始しました。
詳細はこちらを御覧ください。
応募期間:2025年3月16日まで
八洲学園大学 〒220-0021 神奈川県横浜市西区桜木町7丁目42番地
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入学支援相談センター 045-410-0515/u-info@yashima.ac.jp
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