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渡邉達生の研究室便り

心を育てる本

2009/01/27

子どもの心を育てることは、なかなかに難しいことです。辛いことやいやなことからは逃げ出したくなります。善意を傷つけられたときには、反発を覚えます。そのような自分を暗くする感情を整理して明るく生きるには、ものの見方が豊かであることが必要ですが、これがなかなか...手ごわいのです。
それは、大人も同じですね。でも、大人は子どもより心の幅が広いです。それで、大人が生きることに価値を見出せると、困難なことにおちいってもそれに耐えて立ちあがろうとする強さや、他人の主張にわがままなところがあってもそれを受け入れていく心の広さ、また、まわりの人々と力を合わせて生きる喜びをつくりあげていく前向きさ等の、心の働きを子どもに説明できるはずです。
そこで、子どもにも大人にもよく知られている日本昔話やイソップ話で、登場人物の言動をもとにして、生きることの価値を明らかにしてみました。それが、次の本です。


『昔話と52のキーワードで学ぶ道徳の心』(学事出版・2009年1月発行・本体価格1500円)
 

 尚、本の目次は、以下の通りです。

第一章 イソップ話で心をみがく
  1 勝ち組になるのを求めるのではなく、自分を高める楽しさを求める
    『うさぎと かめ』
    圧倒的に非力なかめが、どうしてがんばれたか...克己ということ
 
  2 相手を安心させられることで忠告は成り立つ
    『北風と太陽』
    太陽の心の大きさはどこから出てきたか...忠告ということ

  3 働くことは、自分を前に進めるはず
    『ありと きりぎりす』
    一生けんめい働いたありは幸せだったか...働くということ

  4 生きる喜びが、自分の進む道を照らす
    『金のおの ぎんのおの』
    正直なきこりは金のおのをもらえたからよいのか...正直ということ

第二章 日本昔話で心をみがく
  1 他の人に生かされて、自分の個性が光る
     『ももたろう』
    いぬ・さる・きじは、どうして仲良くなれたか...協力ということ

  2 苦しみを越えて、美しく生きる
     『花咲か じいさん』
    恨(うら)みを超える美学はどうしてできたか...美しい心ということ

  3 人を愛する気持ちが、絶望の中から立ち上がる力を生む
     『かさこ じぞう』
    悲しさはどうして幸せに転化したか...誠実ということ

第三章 お話の主人公へ手紙を書いて心をひらく
  1 人を許すと、幸せになれる
     『さるかに がっせん』
    うれしいことの始まりは、人と一緒にいることだった...寛容ということ

  2 不安をもとにして、たくましく生きる
     『一寸ぼうし』
    人生を切り拓く強い心はどのようにして生まれたか...進取ということ

  3 心の原点をたずねて、自分を知る
     『いなかのねずみと まちのねずみ』
    自分の感性はどこでどのようにしてできたか...郷土を愛するということ

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