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渡邉達生の研究室便り

アサガオにおはよう

2009/07/16

暑い日が続きます。早朝に起きて添削を始めました。

しばらくすると、新聞配達の人がバイクの排気音を響かせて通り過ぎて行きました。迷惑だな、そう思った途端、思考回路が切れました。外に出てみると、アサガオが迎えてくれました。

 さて、前回の、「いじめをなくす子どもフォーラム」での話の続きです。
 子どもたちは、いじめをなくしたいと、声を大にして発表していました。特に、「いじめをふりはらう力を出したい」という言葉に胸を打たれました。
 そして、それは、「言う」という行為によって、もう、出ていると感じました。では、その力は、どこから出ているのでしょうか。自分の中からですね。では、では、自分の中の何がその力を生み出すのでしょうか。それが、よりよく生きようとする、「生きる力」です。しかし、いったい、生きる力とは何でしょう。何だかわかるようで、今一つつかみどころがありません。もう少しわかると行動へのはずみもつきそうです。そこで、アサガオで、生きる力を考え、それを人に当てはめてみることにしましょう。アサガオも人も、生きものということでは同じなのです。

 アサガオは5月に種をまきます。土の表面から1センチメートルぐらいの深さの穴を指であけ、種を入れて土をかぶせるのです。そして、毎日、水をあげます。一週間ほどで、芽を出します。アサガオの種は生きています。種は固い殻に覆われているのにそれを割って、双葉を出します。まさに、生きる力のなせるわざです。

 しかし、もっと注目したいところは、種の場所です。種は、地下1センチメートル程のところに埋めました。では、芽を出したとき、種はどこにあるのでしょうか。地下1センチメートルのところにそのまま居て、その場所で種を割って双葉を出すのでしょうか。...ではないですね。柔らかい双葉は1センチメートルもの厚さの土を割って出ていくことはできません。...土の中では、いったい何が起きているのでしょう。

 実は、アサガオは、いうなれば、たくましく生きる力を出しているのです。その力を具えたもののみが種の保存という命題に応えることができて、今に至っているのです。それはどのような仕組みでしょうか。それを理解することにより、人も、いじめをふりはらう、生きる力を出す希望をもつことができるのではないか、と考えられるのです。さて、土の中では何が起きているのでしょう。(以下、続く。)

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