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渡邉達生の研究室便り

意を正す月・正月

2013/01/02

小学生のとき、1月1日は出校日だった。学校では講堂に子どもたちが集まり、「♪年のはじめの例(ためし)とて 終りなき世のめでたさを~♪」と、歌を歌う「新年祝賀式典」が行われていた。この曲は、厳粛な雰囲気をつくるための歌だった。講堂の床板が冷たかった。今、正月は、新年を迎えることを喜ぶというより、文字通り、意を正す月、となっている。

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近くの神社にお参りした後、今年の抱負は...、と考えた。
そろそろ、携帯電話をスマートフォンにしようか...。まずはかわいい望みから。ほとんどの人がスマートフォンを手にしている。それを見ると、欲しいなと心が動く。でも、それはあやつられることだ、との意識もわいてくる。ま、よどみに浮ぶうたかたのようなこと、流れるに任せよう。...これは、どうでもよい目標。

次は、中だるみしている陶芸を、気を取り直して再開すること。あれだけ、土をいじることが楽しかったのに、作品の出来不出来にとらわれだしたことで、かえって、気持ちは遠のいた。これが昨年のこと。できることが増えると、かえって自分を見失ってしまうよう。自分を出せるとは何?そうだ、すきやきを食べたとき、取り皿が持ちにくかった。持ち手の形を工夫してみようか。まず、土鍋の取り皿から。...これは、明るくなる目標。

さらに、正月に、目標が一つ見つかった。でも、それを口に出すと消えてしまいそう。まさに夢だ。しかし、何とか形にしたいな。ないしょで、少しずつ行動に起こして行くことにしよう。...これは、夢の目標。

それから、自分を生きるための地固めとして、目指すことがふたつ。一つは、科目の新設。今の科目に加えて、「生きる力のもとの探求」「心豊かに語り合える親子コミュニケーション」の2科目を、今春の春学期から開設。

もう一つは、東日本大震災復興支援ボランティアに引き続いて参加すること。下の写真は、昨年末、気仙沼市の岬で見かけた、龍の松。荒れ狂う津波の去った後、岬には一本の松が残った。その松の木の姿を見て、人々は、「龍の松」、と名付けたという。そこに不屈の魂を感じた。当市の仮設住宅で、餅つきのとき、大根おろしをつくって食べさせてくれた子どもたち。ありがとう。十分に言葉をかわすことができず、もうしわけなかった。おいしかったよ。

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これらのことを手がかりにして、今年も自分を生きて行くことができますように。

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