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渡邉達生の研究室便り

根気と潔さ

2015/04/20

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春が足早に通り過ぎて行きます。写真は、自宅近くの川面に散って流れる桜の花びらのようすです。このようにして、満開の桜の花も枝から離れました。現在、桜の木は若葉色にほんのり染まって、軽快に、春の風に揺れています。それまでの自分を水に流し、新しい風を受けている姿は、人もかくあれと、投げかけられているようでもありました。

 今、わたしは、落語を始めて二年目が過ぎ去ろうとしています。昨日の稽古で師匠に言われました。そろそろ、殻をやぶる時期にきている、と。人は、知らず知らずのうちに、自分で殻をつくってしまう。これまで自分で納得し、良かれと思って積み重ねてきたことも、実は、せまい了見でしかない。このまま行ってもいいけど、その上に行きたいのであれば、今の殻を破らなければならない。それには再び素直になって自分の限界に挑むことだ、とも。
 そうでした。わたしのどこかに慢心があり、自分本位になっているところがありました。しっかりと、見抜かれていました。そのことを深く、反省するとともに、今よりも上に行きたいと思いました。

 桜の木は花をつけるのに一年をかけて準備をし、咲かせた花は惜しげもなく散らす。そして、すぐさま若葉を付け始める。来年の準備をもう始めているのです。これぞまさしく、根気と潔さとの、絶妙のコンビネーション。

 自分ががんばったことにとらわれると、後は、朽ちるしかありません。がんばったことの心地良さは潔く捨て去り、素直になって、初歩から出直すことで、さらなる高みへと登れる、桜の木はそういう自然の摂理を教えてくれるようでした。
 わたしは、発声方法からやり直すことにしました。
 春は、今までの自分の殻を捨てる、いい機会となるようです。

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