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渡邉達生の研究室便り

新年に向かう

2015/12/28

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通りかかった公園に、「U 字溝」を逆さに伏せたベンチがありました。
中には落ち葉が吹き込み、温かな陽だまりができていました。
今年も、いろいろなことがありました。

先刻、年末に行われた「逆境を生きる」の授業の感想を読んでいて、ある学生さんの主張に心をひかれたところです。「学校教育には、落ち込んだときに立ち直れる指導が必要だ」といいます。その観点に、柔道の「受け身の練習」をあげていました。

柔道の受け身の練習では自分から転びます。人からも投げてもらいます。何度も何度も転ぶ、投げられる。転ぶことは人に負かされることです。不名誉なことです。でも、そのことを何度も体験するのです。転んでも、転んでも、さっさと立ち上がる。この積み上げが、柔道を楽しむ気持ちを授けてくれます。勝たなければダメ、負けたらイヤ、ではないのです。「負けるときはさらりと負ければいい。」...そうでしたか。そうですね。

50年程前、わたしも高校生のとき、体育で柔道を体験しました。が、その境地にはなれず、何とか相手を倒そうとやっきになっていました。その結果、柔道は苦痛でしかありませんでした。今にして思う、大らかになれ、という気づきです。ありがとうございました。

12月の始め、熊本市の小学校で道徳の授業をもとにした研修会が行われました。若手の先生方が「教師塾」を形成し、教育への熱気に満ちていました。そこに至るまでに、何度も何度もベテランの先生に意見を聞いては指導案を書き換え、試行錯誤を繰り返したとか。転んでも、転んでも、投げられても、さっさと立ち上がる。そして、自分のめざすものをつかもうとする。そこには、若者の、自分の人生に向かう真摯な態度がありました。また、それを支えるベテランの先生方、教育センターの方々がいました。いい光景でした。

新年に向かう、わたしの糧にさせていただきます。ありがとうございました。

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