福岡女子商業高校では、生徒自らがルールを考える1週間「スタイルアワード」が開催されました。企画したのは、本校のルールデザイン委員会。ルールに対する当事者意識を育むことを目的に、日々の服装を通じて「TPO」や「自己表現」、「校則のあり方」について考える機会が設けられました。

「スタイルアワード」とは、
月曜・火曜は「カジュアルデー」として、思い思いの服装で“自分らしさ”を表現する日。
水曜・木曜は「フォーマルデー」として、指定された服装ルールや所作をより意識上げる取り組みをする日。
そして金曜日は、いまの自分にとって必要な服装を自分で考えて登校する日。
このように、「カジュアル」と「フォーマル」という対照的なテーマをかけ合わせて展開された1週間の取り組み。それが、「スタイルアワード」です。
中でも今回初めての取り組みが「フォーマルデー」でした。
この2日間では、生徒同士や先生と生徒が「褒め合う」文化づくりに挑戦しました。
「丁寧に着こなしてるね!」「すてきな挨拶だったよ」と、
気づいた互いの良さを褒め合いました。
「褒め合う」ことを通して、ルールが“強制されるもの”から“意味ある選択”へと変わる。
そんな空気が少しずつ校内に広がっていきました。

実施後のアンケートでは、
「ルールをより意識するようになった
「自分で考えて選ぶことが大切だと思った」
などの声が多く寄せられました。
「ルールを守る」から「ルールをつくる」「ルールの意味を考える」へ。
今回の取り組みは、生徒一人ひとりが校則・ルールについて「当事者」として考えるきっかけになったようです。
最後に今回の企画者である、ルールデザイン委員長・前園さんからコメントをいただきました。
今回のスタイルアワードを通して、「ルールを守る」から「ルールをつくる」「ルールの背景を考える」へと、学校全体でルールに対する意識がこの1週間で大きく変化したと感じました。
特に、今回初めて導入したユニポシールでは、生徒同士が褒め合ったり、自分の行動を見直したり、普段あまり話す機会のない先生とコミュニケーションが生まれたりと、生徒と先生の両方にとって良い影響があったと思います。また、普段から身だしなみに気を配っていた生徒が注目されたり、整え直した生徒が自身の外見を見つめ直すきっかけになったりと、多くの学びや気づきがあったと思います。スタイルアワードを実現できて、本当に良かったです!
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