高校生が“リーダー”としての一歩を踏み出す「女子商リーダー養成塾」がスタートしました!!
2025年5月23日(金)「女子商リーダー養成塾」を開講いたしました。本校では、次世代の女子商を牽引するリーダーの育成を目指し、「女子商リーダー養成塾」を開講いたしました。
本プログラムは、「リーダーとは何か」「リーダーに求められる資質や能力とは何か」を問い直しながら、個人のリーダーシップを促すと同時に、学校全体を見渡す広い視野を持つことを目的とした、本校独自のリーダーシップ育成の取り組みです。
■ 初回セッション:「リーダーシップの考え方」
初回となる今回は、校長による開講挨拶に続き、本校のパラレルティーチャーズのおひとりである高石大道先生をお招きし、「リーダーシップの考え方」をテーマにご講義いただきました。
大道先生は、北海道およびオーストラリアでの民間企業勤務を経て、2017年に高校教諭へと転身。教員の本質業務である生徒との関わりの傍ら、校務改善等の教育現場における事業改革をリードされた後、2023年に独立されました。現在は、合同会社SKILLPA 代表として、全国の教育機関や企業に対して、学校改革やキャリア支援の伴走支援を行うなど、教育と実社会をつなぐ取り組みを展開されています。
講義では、教育とビジネスの両現場で培われた知見を交えながら、これからの時代に求められるリーダーシップの在り方について、具体的かつ実践的なお話を伺うことができました。
■ 高校生が“社会を動かす人材”に成長するために
今回の講義では、戦後の社会変革と学習指導要領の変遷に伴ってリーダーの役割が変化してきた社会背景を前提に、組織全体の目的を果たすための機能として周囲と協創していく「キャプテンシー型リーダーシップ」の重要性が共有され、手触り感のある内容に生徒たちの表情にも大きな変化が見られました。
学校という組織の中にも、意思決定・調整・提案など、数多くの“リーダーシップの機会”があることに気づき、これから体育祭や文化祭などの行事を控える生徒たちにとって、自分のリーダーシップのあり方を見つめ直す時間となりました。
本校では現在、校内の至るところで生徒たちの主体性とリーダーシップが発揮される場面が増えています。こうした日常の中でのリーダーシップの経験を、将来の社会での挑戦につなげていけるよう、リーダーについてを学ぶ機会として今回設定をしました。
今回の「リーダー養成塾」は、単なる一過性のイベントにとどまらず、学校全体の持続的な成長と自律的な生徒自治の組織を支える基盤づくりの一環として位置づけています。今後も定期的にセッションを実施しながら、生徒一人ひとりが「自分自身のリーダーシップとは何か」を考え、それを実行に移せる力を育んでまいります。



