5月19日・20日、現在本校で教育実習中の実習生2名が、授業を担当しました。
日々の準備を重ねてきたお二人にとって、この日はまさに実習の集大成ともいえる日。教員として教壇に立つのは初めての経験であり、直前まで緊張した様子も見られましたが、授業が始まると、その表情は一変。生徒たちとしっかりと向き合い、自分の言葉で語りかける姿からは、「教えること」への真摯な思いが伝わってきました。
担当したのは体育の授業。冒頭から明るく元気な声で場を和ませ、準備運動からメインの活動まで、生徒一人ひとりに丁寧に声をかけながら進めていく様子が印象的でした。実習生の若さと活気が授業全体に活気をもたらし、生徒たちも自然と笑顔に。教室や体育館には、楽しさと集中が両立した、素晴らしい空気が流れていました。
お二人は共に中学・高校時代にハンドボール部に所属し、練習や試合を通じて体力や精神力を養ってきた経験の持ち主です。実習期間中も、そのスポーツマンシップと行動力は随所に発揮され、授業はもちろんのこと、放課後の部活動でも熱心に生徒たちと向き合う姿が見られました。生徒にとっては、年齢の近い「身近な先輩」として、またひとつのロールモデルとして、特別な存在となったことでしょう。
実習を終えて 〜インタビューより〜
実習を終えたお二人に、感想を伺いました。

Q:教育実習を終えての率直な気持ちは?
木下さん「母校での実習でしたが、自分が高校生だった頃とは色々なことが大きく変わっていて最初は慣れるのに必死でした!授業や体育祭練習を通して、悩むことや戸惑うことも多くありましたが、毎日元気で素直な生徒たちと、優しくて頼りになる先生方の助けもあり楽しく実りのある実習になりました。この学びを大学に持ち帰り、将来につなげていけるようにしたいです。」
三原さん「教育実習を終えて、教師という仕事の大変さと同時に、大きなやりがいを感じました。思い通りにいかない場面も多く、自分の未熟さを痛感し、生徒の反応や成長に触れる中で、「伝える喜び」や「寄り添う力」の大切さを学びました。この経験を今後の学びに生かしていきたいです。」
Q:生徒の皆さんへメッセージをお願いします。
木下さん「2週間と短い間でしたが、本当にありがとうございました。女子商の良いところは、なんといっても明るく素直なところだと思っています。そのままの皆さんで、これからどこでも、誰にでも愛される人になってください。みなさん、一人ひとりのこれからを、心から応援しています。また会いに来ます!」
三原さん「皆さんと過ごした時間は、私にとってかけがえのない経験となりました。授業や会話を通して、皆さんの素直さや頑張る姿に何度も励まされました。これからも、失敗を恐れず、自分のペースで一歩ずつ前に進んでください。応援しています!」
短い期間ではありましたが、教育実習生のお二人が見せてくれた熱意や努力は、生徒たちだけでなく、教職員にとっても多くの学びを与えてくれました。
これから教員としての道を歩むお二人のさらなる成長とご活躍を、学校全体で心より応援しています。



