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【世界から学ぶ】香港・深圳への教員研修レポート

福岡女子商業高等学校では先月、教員15名による香港・深圳への海外研修を実施しました。

今回の研修は、海外の教育や社会の変化を自分の目で・見て・感じ、これからの教育の在り方を自分たちの確かめることが目的です。

まず訪れた香港では、中国の文化や暮らしに直接触れながら、教員同士で街を探索しました。

歴史や芸術を感じられる博物館や施設の見学や、現地の市場・ショップでの買い物を通して、異文化のリアルな日常を体感。それぞれの体験を移動時間で共有しながら、「学び」と「感性」を磨く時間となりました。

続く深圳では、現地の中学・高校、大学を訪問し、中国の教育の最前線に触れました。

中学・高校では、AIやプログラミングなど最先端のテクノロジーを活用した実践的な授業が展開されていました。また、大学では、高校での学びを社会へとつなげる教育が重点的に行われており、研究や探究活動が地域や企業と密接に連携して進められている様子を実際に見ることができました。

他にも、現地のスタートアップ企業の視察や、深圳で教育に携わる先生方との意見交換会も行いました。教育とテクノロジー、そして社会との接続について、自分の目で見て、現地の人々と語り合うことで、これからの教育のあり方を多角的に捉え直す貴重な経験となりました。

さらに、最先端のテクノロジーが日常に溶け込む深圳の街を歩き、無人タクシーや配達ドローンといった新しいインフラに触れました。教育がこうした技術革新とどう関わり、どう次世代の学びを支えていくのか。現地での体験を通じて、多くの議論が先生方の中で生まれていました。

研修中には「今回学んだことを生徒に早く伝えたい」「生徒に世界の広さを伝えたい」といった声があがり、授業でどう織り交ぜていくかの話も出ました。(中には生徒への解説動画を早速作っている先生も!)

今回の研修を通じて、新たな知識や経験を得るにとどまらず、教員同士で新たなテクノロジーや中国の文化に対しての感動を分かち合い、「この経験を、どうすれば生徒たちに、学校の未来のために活かせるか」を真剣に語り合った時間が、今後の学校の財産になっていくように思います。

私たちは、生徒たちに「挑戦」の大切さを伝えています。

だからこそ、私たち教員も、今回のように世界の教育に触れて視野を広げるなど、これからも新たな教育への“挑戦の種”を見つける姿勢を大切にしていきます。

生徒と共に、引き続き「挑戦」を楽しみます!