「司書:座学と実践で理解できる」
高野谷さん
2017年秋期に、正科生(資格・リカレント編入学)として入学。働きながら最短半年で司書資格取得を達成しました。
(掲載日:2018年6月9日)
◆高野谷さん
資格取得者の高野谷さんにお話を伺いしました。
●入学前に不安だったことを教えてください
半年の在籍期間で司書資格が取れるかどうかです。
●入学の決め手
図書館長に就任する予定でしたので、現場職員の手前司書資格がないと示しがつかないのではと思ったことと、同様の立場の友人からの強い誘いです。
●学習計画はどのように立てましたか
かなりおおざっばですが、レポートの締め切りまでの日数と提出するレポート数から逆算して「1本のレポートを仕上げるのに費やすことのできる日数」を決めました。あとは仕事の休日はすべて図書館に詰めることを決めました。
●現在のお仕事と、一日のスケジュールを教えてください
公立図書館の館長を務めています。
1.館に到着してすぐブックポストの資料をピックアップしてカウンターで返却処理
2.郵便物や決済が必要な書類に目を通す
3.早番の朝礼
4.事務処理
5.遅番の朝礼
6.書類に目を通したり決済した書類を起案者に返却
7.本社関連のメールチェック。
その他大学図書館への回送便、電話当番、職員との面談、一般利用者との面談、館内見回りなど。
●仕事をしてどんなときに「やりがい」や「楽しさ」を感じますか
自分の示した行動指針や到達目標に沿って、職員自らがその実現のための提言や案を持ち寄り、具体的行動に移しているのを見た時です。
●仕事や生活において、本学で学んだことはどんな時に生かせていると感じますか
①図書館に関する講座15教科を網羅したことにより、図書館業務には全くの門外漢だった自分にも現代図書館の現状と課題、目指す方向性が理解できました。それによって図書館業務において自分より経験のある職員や自治体の関係者とある程度同じ価値観で、話し合いができています。
②4つの演習はレファレンスを受けた時にどんなプロセスで利用者を導いていけばいいかが理解できました。また分類、書誌情報の成立の仕方が理解でき、書架の配置や整理の仕方という観点から、職場の問題点がわかりました。
●入学を考えている方へ、メッセージをお願いします
図書館で勤務する方は特に受講してもらいたいと思います。未経験であってもすでに図書館ではたらいていても図書館のあり方が座学と実践で理解できる講座だと思います。
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