「司書:チャレンジできる図書館を創る」
矢部さん
2021年春期に、図書館司書資格取得を目指し、正科生(資格・リカレント編入学)として入学。現在は、区立図書館の館長として本学で学んだ知識を活かし新しい取り組みに挑戦している。
(2022年6月20日掲載)
◆矢部さん
修了生の矢部さんへお話を伺いしました。
●どこで八洲学園大学のことを知りましたか
前職の定年直前に図書館流通センターから内定を頂き、会社から配布された資料で詳しく知りました。
それ以前から野口久美子先生を存じ上げていましたので、貴学の存在は知っていました。
●なぜ八洲学園大学に入学をしようと思ったのですか
仕事をしながら司書資格の取得を目指していたので、通学が必須ではない貴学が、資格を取得できる
可能性が最も高いと考えました。司書資格を取得した方からお話を伺っても、貴学を薦める声が多く
ありました。受講料が手ごろだったこともあります。
●学修に対して、入学前の印象と入学後の印象は違いますか
入学前の想像以上にレポートが多く最初は戸惑いました。しかし課題が適切で、図書館用語の基本か
ら現状の課題についてなど基礎を学ぶことができました。また先生から戻されるレポートは評価以上
に激励の言葉が多く添えられていたので、学修意欲を維持することができました。
●学修計画はどのように立てましたか?
当初は在職しながらの予定でしたが、直前に母親が大病を患い、入社を延期して貰いました。
通院補助、役所や病院等への諸手続き等、介護を行いながらの学修でした。ほぼ1日中学修に
当てられるのは週2日でしたので、その日に集中して図書館でレポート作成をしていました。
●学修をする上で大変なことがあれば教えてください
これまでの人生の中で、間違いなく最も机に向かった半年間でした。課題の多さや難しさに
ブツブツ言いながら取り組んでいましたが、過ぎてしまえば良い思い出です。図書館の蔵書
方針等、具体的な調査が必要な課題では、自宅周辺の図書館から回答を得られず、往復3時
間かけ旧知の図書館長へ取材に行ったのは大変でした。面白くもありましたが・・・。
●入学して良かったと感じたことがあれば教えてください
初めて通信制の学校で学ぶことになり、入学金の支払い手続き、カリキュラムの選択、教科
書の手配など分からないことだらけでした。誤った受講申請もしてしまいましたが、その都
度、学生支援センターが丁寧にご対応下さり、安心して学修を進めることができました。
●現在のお仕事について教えてください
区立図書館の館長です。障害者支援施設が多くある地域であり、区の障害者サービスの拠点
館に位置付けられています。スタッフに加え大勢のボランティアの方と協働してサービスの
充実を図っています。
●八洲学園大学の学修は、お仕事でどのように活かしていますか
排架、NDC、レファレンス等々、図書館員として必要な基本的な用語の知識が身に付きました。
高齢者が多い地域ですので、シニア向けの体力づくり、美容、健康食などを集めたアクティブ
シニアコーナーを新設しました。この言葉も、貴学で学んだものです
●これからの目標を教えてください
昔から「施設は人なり」と言われています。ベテランスタッフとともに、若手スタッフがのび
のびとチャレンジできる図書館を創ることです。その活気が利用者にとって魅力がある空間に
なると考えています。
●これから入学する検討者へメッセージをお願いいたします
悩んでいるならチャレンジした方が良い。気軽に出せる金額ではありませんが、自分への投資
と考えれば安いものです。図書館に在職中の方も、図書館での勤務を目指す方も、利用者や勤
務先からの信頼を得るためにも、ぜひ取得しておきたい資格です。
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