「大学卒業:学んだことを海外で活かす」
野上さん
八洲学園大学を卒業後、香港中文大学大学院へ進学。その後、日本人学校で国際交流ディレクターとして、勤務。
現在は、香港の小中一貫校で小中学生に日本語と日本文化を教える。国際交流に力をいれ、日本の小中学校との交流にも積極的に取り組んでいる。
(掲載日:2013年5月1日)
◇学生支援センター
こんにちは、本日はわざわざ本学までお越しいただき、ありがとうございます。
いくつか質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
早速ですが、野上さんはなぜ本学に入学をしようと思ったのですか。
◆野上さん
「生涯学習」に関する科目があったからです。生涯学習というものは、人が定年退職を迎えて始めるものではなく、人生の様々なステージにおいて経験する事柄について学習し、個人の人生を豊かにするものである、という旨のことが書かれていました。それは、まさに当時わたしが体現していたことで、自分が行ってきたこと、考えてきたことは(ある意味)正しかったんだ!と感動したからです。私は八洲学園大学へ入り、生涯学習の現在の社会的な位置、仕組みや、その未来を学ぼうと思ったのです。
◇学生支援センター
おっしゃるとおり、たしかに本学の生涯学習は、社会人の学びなおしをうたっておりますので、野上さんの思い描いておられた生涯学習は、まさに「八洲学園大学」ならではかもしれません。
入学して、その気持ちに変化はありましたか。
◆野上さん
いえ、思い描いたとおりでした。同級生の方々の学習に関する情熱と真摯な態度に、とても幸せな気分になりました。みんな自分の人生を真剣に考えていて、勉強と人生の幸せや満足感を、何かを学ぶということと関連付ける社会とはなかなか言い切れない今の日本で、インターネットを大学なので顔はわからないけれど、みんなの熱意が授業中にもヒシヒシと伝わってきて、私のやる気にも火を注いでくれたことが一番の印象でした。皆さん、お元気でご活躍されていることでしょう。
◇学生支援センター
2011年に卒業生・在学生を中心に同窓会が設立されました。現在は、海外にお住まいとのことですが、ぜひ同窓生との交流もできると思いますので、入会を検討してみてください。
さて、お話は変わりますが、現在はどのようなお仕事をされていらっしゃるのでしょうか。
◆野上さん
八洲学園大学卒業後、香港中文大学大学院へ進学しました。終了後、同中文大学で日本語を教えていましたが、2010年から香港日本人学校で国際交流ディレクターというポジションにつきました。2012年9月からは香港の地元の小中一貫校で小中学生に日本語と日本文化を教えることになりました。同校では国際交流に力をいれていて、日本の小中学校との交流にも積極的に取り組んでいます。
香港の日本人学校で行われた
交流活動での1枚
◇学生支援センター
まさに生涯学習ですね。現在はどんな目標をお持ちですか。
◆野上さん
あまり遠くの目標は考えつきませんが。香港の子どもたちにとって、試験のための日本語ではなく、大人になっても日本語や日本の文化に興味関心を持ってくれるような授業をしていきたいと思っています。
◇学生支援センター
ありがとうございます。最後に入学検討者へのメッセージをお願いいたします。
◆野上さん
一人で行う学習ほど長くつらく感じるものはありませんよね。学習計画というと堅苦しくなるので、可能ならば、周りにいるひとたちと“世間話”のような形で巻き込むのも、いいかもしれないとも思います。仕事を持ちながらの勉強は大変です。そんな中、数年続く学習は大仕事。でも、大仕事をしたなぁというのは終わってから思うことですよね。最初は小さな目標をもってゆっくりできるのが八洲学園のいいところだと思っています。家族や周りの人たちと一緒になって楽しみながら学習を進めてください。
◇学生支援センター
ありがとうございました。
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