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「学芸員:博物館で働くために」
小澤さん
小澤さん

2012年秋学期に学芸員資格取得を目指し、科目等履修生として入学。
最短の1年間で資格取得をし、一般企業から転職。
現在は科学系の博物館で活躍している。

(掲載日:2015年3月30日)


学生支援センター
こんにちは。今日は大学までお越しいただきありがとうございます。
せっかく大学までお越しいただきましたので、ぜひ色々な質問をさせていただきますね。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、さっそくですが学芸員資格を目指そうと思った理由を教えていただけますか?

小澤さん
そうですね。もともと、博物館とくに美術館に興味があったのがきっかけでした。以前は別の仕事をしていたのですが、自分の思い描いていた仕事と違っていました。これから将来のことを考えたときに、自分はどうしたいのだろう、と考えたときに美術館で働きたい、と思うようになりました。
また、将来的には地元に帰って、地元の発展に貢献するような仕事がしたい、という思いがあり地元に帰ることも考えましたが、戻って何をするかを考えたときに、地元には美術館などがたくさんありますので、そういった施設で働いてみたいな、と思って入学しました。

学生支援センター
元々、興味があったのですね!何か興味を持つきっかけなどはあったのですか?

小澤さん
うーん、一番は自分の地元に文化的な施設が多かったことでしょうか。

学生支援センター
ちなみに、おススメの博物館などはありますか?

小澤さん
いくつかありますが地元の長野県でいえば、イルフ童画館ですね!

学生支援センター
よく博物館や美術館には行かれるのですか?

小澤さん
そうですね。資格取得を考えるようになってからは、よく行くようになりました。なんとなく行くのではなく、作品そのものや建築、その博物館の作品などの傾向、運営方法、来場者の客層、ミュージアムショップの規模など、そういった視点で見るようになりました。学芸員の資格取得を目指しつつ、仕事にしたいという意識があったからかもしれません。

学生支援センター
すごいですね!でも仕事にするとなると、そういった視点で見るようになるのかもしれませんね!転職活動のときは、生かせましたか?

小澤さん
転職前は一般企業にいたのですが、中々忙しくて見に行く時間がとれなかったですね。ただ、今働いている博物館は、面接前にどういった雰囲気の場所なのか事前見学に行きました。もしも、そこで違ったら考え直すこともできますので。あとは行くことで、とても良い印象だったら面接などで伝えることができますからね!

小澤さん

学生支援センター
現在は博物館で勤務をされているとのことですが、お仕事はいかがでしょうか。

小澤さん
現場のスタッフや管理職の方など雰囲気がすごく良いですね!また仕事の幅も広くてやりがいを感じます!普通の博物館ですと、業務によって仕事が分かれていると思いますが、今勤めている博物館は、展示に関する仕事や来場者の対応、受付・案内、事務的な仕事なども日常的に行なっています。企業の経営する博物館だと、そういった博物館もあるみたいですね。

学生支援センター
知らなかったです!それはやりがいを感じそうですね!

小澤さん
そこが応募した理由の一つでもありますからね!展示もハイテクものやゲーム感覚で楽しめる展示などもあります。そうした展示物のシステムを立ち上げたり、動作確認もします。本当に覚えることが多岐に渡ります。

学生支援センター
そうなると、一人で色々な業務ができるようになる必要があるのですね!
ちなみに今後こうした仕事をやってみたいというのはありますか?

小澤さん
企画・広報などやってみたいです。この先どうなるかわかりませんが、別のステージでも役に立つかな、と思いました。外部とのやりとり・繋がりは、とても勉強にもなりますからね。

学生支援センター
本学の学生さんの中でも、博物館の企画・広報をやりたい!という方がおられましたね!(笑)

小澤さん
やっぱりそうなんですね!(笑)今は色々な企画を行なってそこの博物館の特徴を出して来館者を増やしていかないといけませんから。

学生支援センター
たしかに、今はどこの博物館も親子向けの企画などをされていたりしますよね。小澤さんは何か企画を行なったりしましたか?

小澤さん
私は入ってまだ日が浅いのでないのですが、小学生を対象とした工作教室をやろうという話はありますね。あとは不定期になるのですが簡単な理科実験も展示室内でやっていまして、それの手伝いなども今後行なう予定です。

学生支援センター
すごく楽しそうですね!
「理科実験」というのは具体的にはどんなことをやられるのですか?

小澤さん
「箱の中に風船を入れて水圧を高くしていくと風船はどうなるのか」や「空気を抜いていき真空状態にすると風船はどうなるのか」といったことをやっています!そのあとで、別実験の内容に関連した展示コーナーの紹介をして、より理解を深めてもらおう!という企画ですね。小学生の団体やお一人で来られた大人などにも好評ですよ!

学生支援センター
本当にやりがいがありそうですね!

小澤さん
そうですね、ただ自分が見ている仕事は本当に氷山の一角なのだなと思います。ここで一人前になったら、それこそ一人立ちできるかな、とも思っています!(笑)
初めは美術館にこだわって転職活動をしていたのですが、求人情報なども中々ありませんでした。大学は理系の学部を卒業していたので、今の勤め先は楽しく働くことができそうだな、と思い応募をして採用が決まりました。今働いていること自体は無駄にはなりませんし、むしろ活かせることが多いと思っています。

学生支援センター
美術館で学芸員として専門的な仕事をする、となると専門的な勉強をしていることが条件だったりしますよね。

小澤さん
求人情報を見ていると、大学院で専門的な勉強をしていることが条件の場合が多いです。私は専門的な勉強をしていなかったので応募できない、ということもありました。ただ、勉強をしていなかったからこそ、幅広くモノを見ることができたという利点もありました。たとえば、大学院で日本美術を勉強していて西洋美術の美術館に応募したら「なぜ?」となるかもしれません。勉強していないからこそ、応募ができる場所というものありますからね!

学生支援センター
本当にそうですね。ありがとうございます!
話は変わりますが、本学で勉強して実際の博物館業務に役に立ったな、ということはありますか?

小澤さん
印象に残ったのは、博物館学概論です。博物館法では原則入館料無料、という決まりがあります。しかし運営に必要な場合は入場料を徴収しても良い、となっています。日本の博物館ですと大半の博物館が入場料をとっていますよね。なぜ入場料をとるのか、博物館によって考え方はいろいろ違いますが、博物館の運営面について、そうした視点から考えたことがなかったので勉強しなければわからなかったと思います。

小澤さん

学生支援センター
博物館実習などはいかがでした?よく実習先はどのように探すのですか?という質問を受けるのですが、小澤さんはどのように探したのでしょうか?

小澤さん
私は元々、地元の美術館で働きたいという思いもあり、公務員試験を受けようとも考えていましたので公立の博物館に行きたいと思いました。また内容ですが、色々な経験ができたら将来何かに役に立つかなという思いがありましたので、色々な展示や美術品を扱っている歴史系の博物館に実習に参加したいと思い、担当の秋吉先生と相談して決めました。こじつけかもしれませんが、実習に参加するのにもただいけば良いということではなく、そこでどんなことをやりたいか、なども考えて選びました。

学生支援センター
ありがとうございます。それでは最後にこれからの目標について教えていただけますか。

小澤さん
現時点でのことになりますが、まずは今の仕事をしっかりと身に着けて一人前になることですね。将来的なことで言えば、今まで培った経験を活かして地元に貢献したいです。もっと大きなことを言えば、地元の美術館・博物館の中心になるような文化センターのような交流拠点を作れたらな、という思いがあります。

学生支援センター
ぜひ実現させたらご連絡くださいね!本日はありがとうございました。

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