図書館司書の資格取得に関するよくあるご質問
- 司書資格取得に必要な期間を教えてください。
- 学修期間は最終学歴によって異なりますが、最短半年間での取得も可能です。
司書資格の学歴要件は、短期大学もしくは四年制大学卒業です。学歴要件を満たしている方は、正科生(資格・リカレント編入学)もしくは科目等履修生として入学し、所定の15科目28~29単位を履修・単位修得すれば半年で修得できます。
一方、学歴要件を満たしていない方は、正科生(1年次入学)もしくは正科生(学士取得編入学)として入学し、本学の卒業と合わせて司書資格取得を目指していただきます。正科生(1年次入学)の場合は最短4年間、正科生(学士取得編入学)の場合は最短1~3年間で卒業と司書資格取得が可能です。
入学支援相談センターまで、最終学歴を沿えてお問合せいただければ、最終学歴に合った詳細をご案内いたします。 - 司書資格取得に必要な学費を教えてください。
- 4月または10月に入学し、最短半年で司書資格取得を目指す場合の学費合計は274,300円(※)~です。
※別途、1冊約2,000円程度の教科書代と、証明書等の発行や送料等に充てるデポジット(預り金)3,000円がかかります。
※その他、学費の詳細は こちら をご覧ください。 - 一度も通学せずに司書資格が取得できますか?
- はい。可能です。
本学のスクーリング履修はインターネットを通じてライブ配信されますので、ご自宅等で受講できます。どこかの会場やキャンパスに行く必要はありませんので、ご安心ください。
なお、通学は不要ですが、チャット機能を利用して発言するなど、学生さんが参加する形態の授業ですので、時間割に沿って受講が必要です。時間割は、以下のページをご覧ください。
▼学事予定・スクーリング日程
https://www.yashima.ac.jp/univ/about/ely/timetable.php - 司書資格取得のために図書館での実習が必要ですか?
- いいえ。実習はありません。
一定期間図書館に通い司書の仕事を体験するような図書館実習はありません。しかし、レポート課題作成のために図書館の利用が必要となる科目があります。図書館の設備などについて調べたり、司書の方にインタビューをしたりしながら、レポート課題を作成する科目もあります。
大変そうだと思われる方もいるかもしれませんが、学生さんからは、「普段何気なく利用していた図書館を別の視点から見ることができてよかった」などといった声が寄せられています。
なお、参考資料は本学の附属図書館でも所蔵しており、郵送での貸し出しもできますので、ぜひご活用ください。 - 司書資格と司書教諭資格はどう違いますか?
- 司書資格は、公共図書館・大学図書館・専門図書館や学校図書館(学校図書室)などで働く上で活用できる資格です。一方、司書教諭資格は、教員として学校図書館業務を担当する際に必要となります。
司書資格は、短期大学もしくは四年制大学卒業の学歴要件を満たし、所定の単位を修得すれば取得できます。一方、司書教諭資格は、教員免許の取得が前提となり、この点が大きく異なります。なお、本学では教員免許は取得できませんのでご注意ください。
教員免許を取得済みの方、もしくは取得見込の方であれば、司書資格と合わせて司書教諭資格を取得することもできます。二つの資格を取得することでより広い知識を得ることができ、実務においても役立つことと思いますので、教員免許をお持ちの方・取得見込の方は、ぜひ司書教諭資格の取得もご検討ください。 - 司書資格と司書教諭資格を両方取得することはできますか?
-
はい。できます。
司書教諭資格は教員免許の取得が前提となります。教員免許をすでにお持ちの方、もしくは取得見込の方であれば、本学で司書資格と司書教諭資格を両方取得できます。
ただし、半年間に履修できる単位数の上限は25単位です。司書資格だけで15科目28~29単位であることから、両方の資格を半年間でまとめて履修することはできませんのでご注意ください。
※履修上限は「半年間で司書資格取得を目指す方」に限り、特例として半年間28~29単位の履修が認められます。
- 司書教諭の資格を取得済みです。司書資格を取得の際、科目が軽減されますか?
- はい。科目が軽減されます。
司書教諭資格科目のうち、「読書と豊かな人間性」2単位が、司書資格科目の「児童サービス論」2単位に該当するとみなされます。そのため「児童サービス論」は本学で履修しなくても司書資格が取得できます。
[参考]図書館法施行規則第五条第三項及び第六条第三項に規定する学修を定める件(平成21年8月3日文部科学省告示第127号)
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/1283396.htm (外部サイトへ移動します)
※現行の司書教諭講習(平成11年度~)で資格を取得した場合のみ該当します。旧要件(平成10年度まで)の司書教諭講習で資格を取得した場合は読み替えできません。
※教育訓練給付制度を利用予定の方は、本学で全15科目の履修が必要です。
※賞状型の「司書資格証明書」(本学独自発行)は、本学で司書資格科目の全15科目28~29単位を修得した方にのみ発行しています。一部の科目を履修しない場合、発行できません。 - 司書資格の科目を一部取得済です。残りの単位のみ履修は可能ですか?
-
はい、可能です。ただし以下の点にご注意ください。
①「司書講習」にて修得した単位との合算はできません。本学は、「司書講習」実施校ではなく、「司書講習相当科目の単位認定大学」となりますので、この点ご注意ください。
②他大学で修得した単位が図書館法施行規則に定められた単位であれば、不足する単位のみを本学で修得し司書資格を得ることができます。他大学で修得した単位と図書館法施行規則の照合は、単位取得をされました各教育機関にお問合せください。複数の大学で単位を修得した場合、学歴要件を満たしていることを証明する「卒業証明書」と、各大学の「単位修得・成績証明書」を併せることで司書資格を取得済みであることを証明できます。
③教育訓練給付制度を利用予定の方は、本学で全15科目の履修が必要です。本学で不足単位分のみを履修する場合は利用できません。
④賞状型の「司書資格証明書」(本学独自発行)は、本学で司書資格科目の全15科目28~29単位を修得した方にのみ発行しています。本学で不足単位分のみを履修する場合は発行されません。
- 司書補の資格を持っています。司書資格を取得したい場合、科目が軽減されますか?
- いいえ。科目の軽減はありません。司書資格取得に必要な15科目28~29単位すべてを履修する必要があります。
司書資格には短期大学もしくは四年制大学卒業の学歴要件がありますが、司書補の資格をお持ちの方で3年以上の勤務経験者であれば、その学歴要件を満たしていなくても「司書講習」を修了することでも司書資格が取得できます。本学は「司書講習」の実施校ではありませんので、詳細は「司書講習」実施校にお問合せください。
(参考)文部科学省サイト - 学芸員の資格を持っています。司書資格を取得したい場合は、科目が軽減されますか?
- 学芸員資格の取得が平成24年以降であれば「生涯学習概論」にあたる「生涯学習論1(生涯における学習設計)」は履修する必要がありません。 ただし以下の点にご注意ください。
(1)教育訓練給付制度を利用予定の方は、本学で全15科目の履修が必要です。
(2)賞状型の「司書資格証明書」(本学独自発行)は、本学で司書資格科目の全15科目28~29単位を修得した方にのみ発行しています。一部の科目を履修しない場合、発行できません。
一方、平成24年以前に資格取得をしている場合は、再履修が必要です。 ただし取得した学校が、その当時のカリキュラムにおいて司書資格を兼ねて「生涯学習概論」を開講している場合は再履修不要です(ただし上記2点にご注意ください)。司書資格を兼ねた「生涯学習概論」の開講をしていたかどうかは、資格取得をした学校へお問い合わせください。
(参考)文部科学省サイト
- 図書館での勤務経験が2年以上あります。科目が軽減されますか?
- 科目の軽減はありません。
勤務経験による科目免除は、「司書講習」のみ該当します。本学は「司書講習」実施校ではなく、「司書講習相当科目の単位認定大学」のため、司書資格取得に必要な15科目28~29単位を全て修得が必要です。 - 海外の大学を卒業しました。司書の資格が取れますか?
- 司書の学歴要件は短期大学もしくは4年制大学卒業ですが、国内の大学等が対象です。海外の大学を卒業された方が本学で司書資格取得を目指す場合、正科生として入学し、卒業と同時に司書資格取得となります。
- 海外に住んでいても司書資格が取れますか?
- はい。取得できます。ただし、日本の国家資格であることをご理解いただき以下の点にご注意ください。
・授業および試験時間、課題レポート提出期間など全て日本時間で実施されます。
・司書資格の性質上、図書館を利用してレポート課題に取り組むことは必須となっているようです。また、参考文献として多くの書籍が指定される科目もあるため、海外にお住まいの場合にも日本の文献を利用して学修できる図書館を探す必要があります。
・教科書等の入手に時間を要することがあるようです。ただしそのことによる代替措置等はありません。
・インターネット回線が安定的につながらないことによる代替措置等はありません。 - 司書資格を取得したら、証明書が発行されますか?
- 司書資格に、公的な証明書はありません。
学歴要件を満たしていることを証明する「卒業証明書」と、司書資格科目の単位を修得済みであることを証明する「単位修得・成績証明書」を併せて「有資格者」の証明となります。
なお、本学では司書資格の取得に必要な全15科目28~29単位を全て修得した方に限り、賞状型の「司書資格証明書」(本学独自発行)を発行いたします(有料)。 - 司書資格を取得した場合、教育訓練給付制度は利用できますか?
- はい、利用できます。最大約5万円がハローワークより還付されます。ご自身が利用できるかどうかは、お近くのハローワークにお問い合わせください。
- 他の大学(他の短大)に在学中ですが、図書館司書の資格を取れますか?
- 他大学・短大に在学中でも、科目等履修生として入学し司書資格取得に必要な科目を履修することができます。ただし、司書資格の学歴要件は、短期大学もしくは四年制大学卒業ですので、必要な単位を全て修得しても、短大・大学を卒業するまでは資格取得とはなりません。短大・大学を卒業と同時に資格取得となります。
また、大学によっては二重学籍を禁止している場合があります。ご出願いただく前に、科目等履修生として本学に籍を置くことが問題ないかどうか、在学中の大学にご確認することをおすすめいたします。
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