お知らせ

テラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也氏の講演会が行われました

10月24日(木)、認定NPO法人 テラ・ルネッサンスの創設者である鬼丸昌也氏にお越しいただき、本校で『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した』というテーマでお話しいただきました。

今回の講演では、鬼丸さんにテラ・ルネッサンスを創設した経緯や、現在までの活動についてお話しいただきました。講演の途中には対話の時間も設けていただき、生徒たちは鬼丸さんのお話から感じたことや考えたことを互いに共有し、考えを深め合う姿が見られました。

鬼丸さんの講演の中で、「戦争が起きたり子ども兵が存在したりする背景には、先進国である私たちの生活も関係している」というお話がありました。そして「ビジネスを通じてどんな世界を作るか」を考えて欲しいと、商業高校である本校の生徒たちに呼びかけられました。

最後の質疑応答では、「自分にもできることを探そう」とフェアトレードについて質問する生徒もいました。

心に暖かく残る鬼丸さんの言葉に触れたことで、生徒たちの感想も暖かさが溢れていました。
以下、生徒の感想を一部ご紹介します。

今までは「私がなにか行動したところで世界の問題はなくならない」と思っていたが、「自分のささやかな行動が世界のささやかな変化になる」という鬼丸さんの話を聞いてはっとさせられました。無関心のままでは世界の戦争に加担することになるため、知識をつけ、自分にできるフェアトレード製品の購入を始めとしたエシカル消費などの行動を行っていきたいです。

講話を聞く度に毎度、「こうしなきゃ」と思うけれど人に言われてから気づくのではなく、自分から周りのことに関心を持ち、気づくことができるようになりたいと思いました。また、鬼丸さんのお話を聞き、私も自分の今の好奇心の中心にある「商業」を通して人と人との信頼関係を学びたい、学ぶ理由を変えていきたいと考えました。

今回の講演で鬼丸さんに教えていただいた、ビジネスを通じて社会や世界に貢献する視点の大切さは、商業を学ぶ生徒たちにとって大きな財産となりました。
鬼丸さん、貴重なお話をありがとうございました。

(講師プロフィール)
鬼丸昌也 氏
高校在学中にアリヤラトネ博士(スリランカの農村開発指導者)と出逢い、『すべての人に未来を造りだす力がある』と教えられる。様々なNGO活動に参加する中で、異なる文化、価値観の対話こそが平和を造りだす鍵だと気づく。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の悲惨さと、地雷を通じて見えてくる世界の諸問題の原因を知り、「すべての活動はまず『知る』ことから」と、多くの人々へ伝えるための講演活動を始め、現在では年間100本にのぼる。2001年10月にNGO「テラ・ルネッサンス」設立。現在、テラ・ルネッサンス代表。地雷廃絶日本キャンペーン地域コーディネーターを務める。

テラ・ルネッサンスHP
https://www.terra-r.jp/