お知らせ

【生徒による挑戦溢れる選挙】 第10期 生徒会会長選挙 実施

先日、福岡女子商業高校では、第10期生徒会 会長選挙が行われました。

今年は、昨年度の倍となる「6名の候補者」が立候補し、それぞれが「この学校をもっとよくしたい」という熱い想いを胸に、全校生徒の前に立ちました。

「生徒自治」を実現するうえで、「選挙」はその根幹をなす重要な行事です。
選挙プロジェクトチームの生徒たちが企画・運営を担い、公職選挙法を参考にルールを設計。街頭演説、ポスター掲示、選挙新聞の発行、PR動画の制作、さらにはキカクブによるプロモーション動画の上映まで、すべてを自分たちの手でかたちにしていきました。

今年度の選挙は、当日「誰かを選ぶ」だけの時間ではなく、事前準備の段階から「自分たちで学校をつくる」意思と覚悟が詰まった、「生徒自治」を体現する取り組みとなりました。

迎えた選挙当日。
立候補者たちは全校生徒の前で、自分の想いやビジョンを真剣な眼差しで語りました。どのプレゼンにも練習を重ねた努力の跡がにじみ出ており、聞く側の心を大きく揺さぶりました。パネルディスカッションでは、それぞれの言葉に込められた熱量が会場全体を包み込み、応援する生徒も、見守る生徒も、本気で「学校を動かす一票」と向き合う時間となりました。

そして、選挙結果の発表。
立候補した6人が校長室に集まり、開票結果が伝えられました。当選したのは1名。悔しさもある中で、落選した5名は新たな生徒会長を称え、真っすぐな拍手を送る姿がありました。

挑戦した6人の立候補者、支えた選挙プロジェクトチーム、真剣に向き合ったすべての生徒たちに心からの拍手を送ります。

今、福岡女子商業高校には「誰かが変えてくれる」のではなく、「自分たちで変えていく」という空気が確かに根づきはじめています。今回の選挙はそのはじまりであり、これからの生徒自治の礎となる大切な一歩。

福岡女子商業高校は、これからも「生徒の挑戦が文化になる学校」であり続けます。