児童資料特論
本科目で主要テキストとする『児童文学論』は20世紀半ばにシカゴのアメリカ図書協会から出版されたものですが、私たちが手にすることのできる数々の児童文学論の中にあって、未だにその輝きを失っていない名著です。叙述の順序は児童文学の問題、児童文学の系譜、批評の態度、昔話、神々と人間、叙事詩とサガの英雄たち、詩、絵本、ストーリー、ファンタジー、歴史小説、知識の本、結びとなっています。本書を熟読することで、児童文学やYAに関連する基本的、かつ、重要事項を把握することができます。
また、『英米児童文学ガイド』は第一部に研究へのアプローチとしてYAを含め17の最良の児童文学作品の論考が載せられています。それらを考察することにより、良い児童文学、YA作品とは何かを具体的に知ることができます。さらに参考文献を併せ読むことにより児童文学世界を探求する有益な情報を得ることができます。
単位 | 形態 | 学費(円) | 履修開始時期 | 履修方法 | モデルカリキュラムにおける科目名 |
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2 | T | 13,000 | 4月・10月 | 選択 | 学校図書館に関する科目 |
到達目標
この科目の到達目標は以下のとおりです。
①良い児童文学とは何かを理解できるようになる。
②良い児童文学を選ぶ資質を身につけることができるようになる。
③上記の理解をもとにして、児童・生徒に良い児童文学について説明し、推薦できるようになる。
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