Top News, お知らせ

教育機関初上映 女子高生監督による映画「今日も明日も負け犬。」

今年度の人権学習として、映画監督の西山夏実さん(高3)、脚本を手がけた小田実里さん(高3)、アーティストや俳優、映画制作などで活躍中の長谷川テツさんをお招きし、映画「今日も明日も負け犬。」を鑑賞しました。

「本作品を是非女子商で上映させてもらいたい!」と西山さんたちにお声かけして以来、たくさんの方のご協力のもと実現した今回の人権学習。作品としても初の学校上映となりました。

▼映画「今日も明日も負け犬。」最新予告映像▼

本作は、起立性調節障害と闘う女子中学生の姿を描いた作品であり、100冊限定で販売された小田実里さん作「今日も明日も負け犬。―西山夏実の完全実話録―」が原作となっています。

女子高生監督西山夏実(17)の実話に基づく物語である。
明るく元気な主人公夏実(14)。中学2年生で起立性調節障害を発症し、保健室登校を始める。そこで、一人の少女と出会う。それは目に力が無く、一言も発さない。どこか闇を抱えている「蒔田ひかる」であった。

先の見えない闘病生活と病気を理解されない孤独さに追い込まれていく夏実は、いつの間にか自分の居場所がなくなっていることに気付く。それでも、脳裏によぎるのはひかるの全く笑わない顔。そして、抱いた夢。

ひかるを笑わせるために、夏実が選んだ手段とは—。
「今日も明日も負け犬。」公式HPより引用)

鑑賞後は、西山さん、小田さん、長谷川テツさんと本校3年生2名によるパネルディスカッションを行いました。

本や映画制作にまつわるお話をはじめ、起立性調節障害との関わり方や高校生の挑戦などについて、それぞれの視点や経験から意見交換を行いました。

大人は立ち入り禁止の現場
映画に関わる脚本、台本制作、衣装プロデュース、ロケ場所手配から、ヘアメイク、演技指導、照明は全て高校生が手掛け、まさに大人立ち入り禁止の撮影現場が繰り広げられた。(「今日も明日も負け犬。」公式HPより引用)

今回1・2年生はリモートでの鑑賞、参加となりました。感想には多くの感動や共感の声と共に、挑戦への意欲や西山さん小田さんへの温かいメッセージがたくさん綴られていました。

本作品は今年度の映画甲子園で最優秀作品賞を受賞し、5月にはニューヨークの全米学生映画祭、中国のアジア国際青少年映画祭での上映が決定しています!

本作品の制作に携わった方々の想いが、1人でも多くの人に届けられるようこれからも応援しています。

▼映画「今日も明日も負け犬。」ドキュメンタリー予告映像▼